PHCホールディングス(6523)IPOの仮条件が決まっています。PHCホールディングスIPOは、2018年にIPO新規上場したソフトバンク以来の大型IPOとして話題になっていました。
ただ、IPOの地合いがこのところあまり良くないこともあってか、仮条件決定時に売出株を大幅に削減しており、規模も約1/2まで圧縮されていますが、それでもまだ大きいですね。
PHCホールディングスIPOの関連記事
PHCホールディングスIPOの新規上場を承認!日興と三菱が共同主幹事
PHCホールディングスIPOのBBスタンスとIPO評価!ヘルスケアIPO
PHCホールディングスIPOの仮条件
3,250円~3,500円
PHCホールディングスIPOの仮条件は、想定価格の3,700円を大幅に下回るレンジになっています。PHCホールディングスIPOは、当初から需給面がかなり不安視されていたので、やはり仮条件は下振れしてしまいましたね。
ちなみに、PHCホールディングスIPOの公開価格が仮条件の上限で決まった場合、吸収金額は939.8億円から889億円にダウンします。
PHCホールディングスIPOの初値予想
3,300円 (想定価格比:-400円)
(※大手予想会社の初値予想第一弾:3,800円~4,200円)
(※大手予想会社の初値予想第二弾:3,500円~3,900円)
↓(上場直前の初値予想)
3,120円 (公開価格比:-130円)
(※大手予想会社の初値予想最終版:3,250円)
PHCホールディングスIPOは、大型なイグジット案件として警戒されていましたが、仮条件が下振れしてしまったため、さらに警戒感が増しそうです。
また、PHCホールディングスIPOは仮条件決定時に公募株を5,807,500株→6,611,700株、売出株を40,652,900株→15,476,300株、OA分を6,969,000株→3,313,100株へと変更したため、吸収金額も1,976.9億円→939.8億円(国内:422.9億円)へと約1/2に減少しています。
ただ、それでも規模はまだ大きく、価格もまだ高い印象を受けるため、厳しい状況に変わりなさそうです。
よって、PHCホールディングスIPOはヘルスケアというテーマ性があり、コロナワクチン等の保存に必要な超低温フリーザーなども製造していることから、事業面で関心を集める可能性はありますが、それでも初値は公開価格を割れる可能性が高いと予想しています。
PHCホールディングスIPOの幹事団
主幹事証券 | SMBC日興証券 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 |
---|---|
幹事証券 | 野村證券 みずほ証券 BofA証券 ゴールドマン・サックス証券 JPモルガン証券 SBI証券 楽天証券 マネックス証券 auカブコム証券 |
PHCホールディングスIPOは規模が大きいだけに、どこからでも当選を狙えそうですが、リスクも高めなので、安易に手を出すのは禁物だと思います。
管理人が利用しているIPOにオススメの証券会社