グラッドキューブ(9561)IPOのBB(ブックビルディング)が、週末の9月9日から開始されます。
グラッドキューブは自社開発した「SiTest(サイテスト)」によるSaaS事業などを行っています。
グラッドキューブはキットアライブとファインズとの3社同時上場になるので、資金分散の影響を受けるかもしれませんね。
グラッドキューブ(東証グロースIPO)のIPO基本情報
銘柄名 | グラッドキューブ |
コード | 9561(サービス業) |
主幹事証券 | 大和証券 |
幹事証券(委託含む) | SBI証券 楽天証券 みずほ証券 野村證券 松井証券 岩井コスモ証券 岡三証券 あかつき証券 極東証券 岡三オンライン |
上場日 | 9月28日 |
仮条件決定日 | 9月7日(870円~960円に決定) |
ブックビルディング期間 | 9月9日から9月15日 |
公開価格決定日 | 9月16日(960円に決定) |
申込期間 | 9月20日から9月26日まで |
公募 | 450,000株 |
売出し | 830,000株 |
OA | 192,000株 |
吸収金額 | 14.1億円 |
時価総額 | 75.7億円 |
想定価格 | 960円→公開価格:960円 |
初値価格 | 1,500円 |
グラッドキューブIPOの事業内容
グラッドキューブは主にインターネットを活用して事業拡大や販売促進を実現したい企業に対して、「SaaS事業」「マーケティングソリューション事業」「SPAIA事業」を展開しています。
SaaS事業では、自社開発ツールのSiTest(サイテスト)を用いたウェブサイト解析、アクセス解析、サイト制作、コンテンツ制作、コンサルティングによる包括的なデジタルマーケティング施策を提供しています。
ちなみに、SiTest(サイテスト)はウェブサイト解析から改善まで一気通貫して実施できるオールインワンのサブスクリプション型ウェブサイト解析ツールになっています。
マーケティングソリューション事業では、主に大企業・中小企業に対してインターネット上の包括的なマーケティング支援を行っています。
SPAIA事業では、AIの機械学習を使用したスポーツメディアプラットフォームとして、プロ野球一球速報等を軸とするスパイア(SPAIA)やSPAIA競馬を運営しています。
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SPAIA競馬はSPAIAから競馬コンテンツを切り出したサブスクリプション型サービスになっていて、有料会員(月額課金)の場合、コースが3種類(ダイヤモンド・プラチナ・ゴールド)あり、無料会員では利用できないAIによる解析データを付加価値として提供しています。
グラッドキューブIPOの事業系統図
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IPOによる手取金の使途
- SPAIA事業で展開する既存サービスの拡充、新サービスの開発のために、開発費用として充当
- 社内業務用システムの拡充のために、開発費用として充当
- 当社サービスの認知度拡大のために、インターネット広告の出稿及びTV CMへの費用として充当
グラッドキューブIPOの業績
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グラッドキューブIPOの売上は綺麗な右肩上がりで、利益も急伸していて好調そうです。
グラッドキューブのIPO評価
グラッドキューブの規模(吸収金額14.1億円)はそれほど大きくありませんが、3社同時上場でVC(ベンチャーキャピタル)の保有株(98.1万株)も多いのが気になります。
また、グラッドキューブはIPOで人気のSaaS関連事業を展開していて、AIによる競馬予想というユニークな事業を行っていることでも関心を集めそうです。
よって、グラッドキューブのIPO評価は、Bが妥当だと考えています。グラッドキューブIPOは、公開価格の1.5倍を目途に初値形成すると予想しています。
グラッドキューブIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
グラッドキューブIPOのBB(ブックビルディング)は積極的に参加するつもりです。主幹事の大和証券はもちろんのこと、松井証券や楽天証券などの平幹事も申し込む予定です。
大和証券 (主幹事) | BB参加 |
---|---|
SBI証券 | BB参加 |
楽天証券 | BB参加 |
みずほ証券 | BB参加 |
野村證券 | BB参加 |
松井証券 | BB参加 |
岩井コスモ証券 | BB参加 |
岡三証券 | BB不参加 |
あかつき証券 | 口座なし |
極東証券 | 口座なし |
岡三オンライン | BB参加 |
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