GRCS(9250)IPOのBB(ブックビルディング)が、来月の11月1日から始まります。GRCSは企業リスク管理プロダクトの開発・導入・販売や、セキュリティ分野に関する各種コンサルティングなどを行っています。
GRCSは、直近の日本調理機から9日程度空いているので、注目度も高まりそうですね。
GRCS(東証マザーズIPO)のIPO基本情報
銘柄名 | GRCS |
コード | 9250(サービス業) |
主幹事証券 | 野村證券 |
幹事証券(委託含む) | みずほ証券 SBI証券 あかつき証券 岩井コスモ証券 楽天証券 LINE証券 |
上場日 | 11月18日 |
仮条件決定日 | 10月28日(3,270円~3,600円に決定) |
ブックビルディング期間 | 11月1日から11月8日 |
公開価格決定日 | 11月9日(3,600円に決定) |
申込期間 | 11月10日から11月15日まで |
公募 | 150,000株 |
売出し | 176,000株 |
OA | 48,900株 |
吸収金額 | 12.3億円 |
時価総額 | 42.8億円 |
想定価格 | 3,270円→公開価格:3,600円 |
初値価格 | 5,400円 |
GRCS(9250)IPOの事業内容
GRCSは、社名の由来となっているG:ガバナンス、R:リスク、C:コンプライアンス及びS:セキュリティの視点に着目し、外部環境の変化に伴う企業課題を解決する事業を展開しています。
ソリューション部門では、GRCソリューションとして自社開発プロダクトを含めたGRC関連ツールの設計や構築等の導入支援を行っています。
また、セキュリティソリューションとして多様化するサイバー攻撃、情報漏洩やセキュリティ事故等のリスクから企業を守るため、ITセキュリティの設計、規程・ポリシーの構築、分析・管理・監査・診断等の各種コンサルティングを行っています。
プロダクト部門では、国内開発のERMクラウドサービス「ERMT」や外部委託先リスク管理クラウドサービス「SRMT」など、自社開発プロダクト又は他社プロダクトにより、GRCに関わる「運用」課題の解決、個人情報の管理やセキュリティ事故の防止等、GRC及びセキュリティに特化したプロダクトを提供しています。
GRCSの事業系統図
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IPOによる手取金の使途
- 主にGRC及びセキュリティの各領域に精通したコンサルタントやエンジニアといった専門人材等を獲得する採用関連費用
- 管理体制の整備や業務を効率化するシステム関連費用
- 当社が行う事業の必要性を啓蒙し、GRC及びセキュリティに対する意識向上を図りつつ、新規顧客を獲得するためのマーケティング費用
- 金融機関からの借入金の返済
GRCS(9250)IPOの業績
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GRCSの売上は順調に伸びており、利益も黒字転換しているので、今後が楽しみですね。
GRCSのIPO評価
GRCSは規模(吸収金額12.3億円)がそれほど大きくなく、スケジュールにも恵まれているので、需給面は良好だと思います。
また、GRCSはセキュリティ、クラウド、DX(デジタルトランスフォーメーション)といったテーマ性のある事業を展開していることでも注目されそうです。
よって、GRCSのIPO評価は、Aが妥当だと考えています。GRCS(9250)IPOは、公開価格の2倍前後で初値形成すると予想しています。
GRCS(9250)IPOのBB(ブックビルディング)スタンス
GRCS(9250)IPOのBB(ブックビルディング)は、もちろん全力で臨むつもりです。主幹事の野村證券はもちろんのこと、平幹事のSBI証券や野村證券とIPOで手を組んでいるLINE証券なども申し込む予定です。
野村證券 (主幹事) | BB参加 |
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みずほ証券 | BB参加 |
SBI証券 | BB参加 |
あかつき証券 | 口座なし |
岩井コスモ証券 | BB参加 |
楽天証券 | BB参加 |
LINE証券 | BB参加 |
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