グリーンモンスターIPOのBBスタンスとIPO評価！投資学習アプリIPO

グリーンモンスター（157A）IPOのBB（ブックビルディング）が、来週の3月13日からスタートします。

グリーンモンスターは投資初心者向けの本格ＦＸデモトレード「FXナビ」などを運営しています。

グリーンモンスターは3月最後のIPOですが、マテリアルグループとの同時上場になります。

グリーンモンスター（東証グロースIPO）のIPO基本情報

銘柄名	グリーンモンスター
コード	157A（サービス業）
主幹事証券	みずほ証券
幹事証券（委託含む）	楽天証券松井証券マネックス証券 SMBC日興証券 SBI証券岡三証券極東証券岡三オンライン DMM.com証券
上場日	3月29日
仮条件決定日	3月11日（920円～980円に決定）
ブックビルディング期間	3月13日から3月19日
公開価格決定日	3月21日（980円に決定）
申込期間	3月22日から3月27日まで
公募	750,000株
売出し	250,000株
OA	150,000株
吸収金額	10.6億円
時価総額	29.3億円
想定価格	920円→公開価格：980円
初値価格	1,700円

グリーンモンスターはFX、株式投資、資産形成について、座学ではなくゲーム感覚のデモトレードやシミュレーションを通して学習できるスマートフォン向け体験型投資学習アプリの開発・運営を行っています。

体験型投資学習アプリでは、累計400万インストール以上のFXデモトレードアプリ「FXナビ」、ゲーム感覚の株取引シミュレーションアプリ「トウシカ」、株式投資がより身近になる株入門アプリ「株たす」などを運営しています。

グリーンモンスターはユーザー向けに無料でアプリを提供しており、アプリを介して証券会社やFX会社の口座開設がなされた場合、アフィリエイト・サービス・プロバイダー（ASP）を介して成功報酬を得るビジネスモデルになっています。

また、グリーンモンスターはグループ会社の株式会社FPコンサルティングの主要な事業として、法人・個人向けに金融教育やライフプランニングの提案、住宅購入、相続対策のアドバイス等のファイナンシャルプランニングサービスも提供しています。

特に法人顧客においては、所属する従業員のおかねについての不安をとりのぞき、おかねとの健全な向き合い方ができている状態を実現してもらうべく、法人ごとのニーズや制度に沿ったオーダーメイドセミナー、独自のeラ－ニングシステムを利用したオンライン研修、従業員個別の相談サービス等を提供しています。

グリーンモンスターIPOの事業系統図

（※画像クリックで拡大）

グリーンモンスターIPOの業績はややバラついていますが、概ね堅調に推移しているようです。

グリーンモンスターはIPOラッシュ最終盤でのマテリアルグループとの同時上場になりますが、手の出しやすい価格でで規模（吸収金額10.6億円）も小さいため、それでも需給面で注目されると思います。

ただ、VC（ベンチャーキャピタル）の保有株が46万株あり、公開価格の1.5倍でロックアップが解除されます。

また、日経平均株価は史上初めて4万円を超え、新NISAなど投資への関心が高まっていることは、体験型投資学習アプリ事業にとって追い風になりそうです。

よって、グリーンモンスターのIPO評価はBが妥当だと考えています。グリーンモンスターIPOは公開価格の1.5倍を目途に初値形成すると予想しています。

グリーンモンスターIPOの初値予想は、仮条件決定後（3月11日以降）に追記させていただきます。

1,700円（想定価格比：+780円）

（※大手予想会社の初値予想：1,900円～2,200円）

↓（上場直前の初値予想）

2,000円（公開価格比：+1,020円）

（※大手予想会社の初値予想最終版：2,150円）

グリーンモンスターIPOのBB（ブックビルディング）は積極的に参加するつもりです。

主幹事のみずほ証券を中心に、SMBC日興証券やマネックス証券などの平幹事ももれなく申し込む予定です。