アイキューブドシステムズ(4495)IPOのBB(ブックビルディング)が、来週の6月29日から開始されます。

アイキューブドシステムズはコロナショックによるスライド上場組です。ただ、前回より大幅に規模を縮小しているので、需給面はかなり良くなっていますね。

アイキューブドシステムズ

アイキューブドシステムズ(東証マザーズIPO)のIPO基本情報

銘柄名アイキューブドシステムズ
コード4495(情報・通信業)
主幹事証券野村證券
幹事証券(委託含む)大和証券
三菱UFJモルガン・スタンレー証券
SBI証券
マネックス証券
西日本シティTT証券
岡三証券
岩井コスモ証券
auカブコム証券
岡三オンライン証券
上場日7月15日
仮条件決定日6月25日(2,720円~3,120円に決定)
ブックビルディング期間6月29日から7月3日まで
公開価格決定日7月6日(3,120円に決定)
申込期間7月7日から7月10日まで
公募150,000株
売出し0株
OA22,500株
吸収金額4.5億円
時価総額135.7億円
想定価格2,630円→公開価格:3,120円
初値価格9,430円

アイキューブドシステムズIPOの事業内容

アイキューブドシステムズは、スマートフォンやタブレット、PCなどのモバイルデバイスに対して、「情報漏えい対策」「デバイス利用ルールの適用」「状態の監視」などの管理・運用を行う「CLOMO MDM」を提供しています。

また、アイキューブドシステムズはメールや連絡帳、社内イントラネットへのアクセスなど、モバイルデバイスで機密情報を扱う際に懸念となるリスクに対して、セキュリティ機能を付加したアプリケーションサービス「CLOMO SECURED APPs」も提供しています。

アイキューブドシステムズのCLOMOサービスは、サブスクリプションビジネスかつ半数以上の契約は年間契約であるため、収益の安定性を確保しています。

アイキューブドシステムズIPOの事業系統図

アイキューブドシステムズの事業系統図

(※画像クリックで拡大)

IPOによる手取金の使途

  1. 自社サービスの提供に利用するソフトウェアの効率改善及び社内業務改善によるコスト削減を目的としたソフトウェア開発費
  2. モバイルワーク等の多様な働き方に合わせた勤怠システム開発のための研究開発費
  3. 事業拡大による業務量の増加に対応するための、社内管理業務及び受発注業務の効率化を目的とし、クラウドサービス利用料等の通信費、当社サービスの検証試験の自動化等の研究開発費、外部向け受注及び販売機会拡大を効率化するためのシステム化等の外注費
  4. 当社サービスのブランド認知度向上(顧客基盤拡大)及び既存ユーザーの解約抑制(関係維持)のための広告宣伝費

アイキューブドシステムズIPOの業績

アイキューブドシステムズの業績

(※画像クリックで拡大)

アイキューブドシステムズIPOの業績は好調に推移していて、今後の成長性も期待できそうです。

アイキューブドシステムズのIPO評価

アイキューブドシステムズは、前回予定していた売出株(680,800株)をゼロにするなどして、吸収金額を25.8億円から4.5億円へと大幅に削減したので、需給面はかなり改善されています。

また、モバイルデバイス管理サービスは新型コロナウイルスの影響でリモートワークが増加していることもあって、ますます需要が高まりそうです。

よって、アイキューブドシステムズのIPO評価は、Aが妥当だと考えています。アイキューブドシステムズIPOは、3社同時上場でVC(ベンチャーキャピタル)の保有株(約130万株)も気になりますが、それでも公開価格の2倍前後で初値形成すると予想しています。

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アイキューブドシステムズIPOのBB(ブックビルディング)スタンス

アイキューブドシステムズIPOのBB(ブックビルディング)は、もちろん全力で臨むつもりです。

主幹事の野村證券を中心に、SBI証券マネックス証券などの平幹事や、岡三オンライン証券などの委託幹事ももれなく申し込む予定です。

アイキューブドシステムズIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
野村證券 (主幹事)BB参加
大和証券BB参加
三菱UFJモルガン・スタンレー証券BB参加
SBI証券BB参加
マネックス証券BB参加
西日本シティTT証券口座なし
岡三証券BB参加
岩井コスモ証券BB参加
auカブコム証券BB参加
岡三オンライン証券BB参加

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