アイスコ(7698)IPOのBB(ブックビルディング)が、来週の3月23日から開始されます。アイスコは、アイスクリームや冷凍食品の卸売をしている企業です。
アイスコは人気化必至のアイ・パートナーズフィナンシャルとの同時上場ですが、どちらも規模が小さいので、特に問題なさそうですね。
アイスコ(東証ジャスダックIPO)のIPO基本情報
銘柄名 | アイスコ |
コード | 7698(卸売業) |
主幹事証券 | 野村證券 |
幹事証券(委託含む) | SMBC日興証券 SBI証券 楽天証券 マネックス証券 |
上場日 | 4月8日 |
仮条件決定日 | 3月19日(1,750円~2,000円に決定) |
ブックビルディング期間 | 3月23日から3月29日まで |
公開価格決定日 | 3月30日(2,000円に決定) |
申込期間 | 3月31日から4月5日まで |
公募 | 217,500株 |
売出し | 315,500株 |
OA | 79,900株 |
吸収金額 | 10.7億円 |
時価総額 | 31.9億円 |
想定価格 | 1,750円→公開価格:2,000円 |
初値価格 | 2,900円 |
アイスコIPOの事業内容
アイスコは、アイスクリームや冷凍食品の卸売業を行うフローズン事業と、食品スーパーマーケットの運営を行うスーパーマーケット事業を展開しています。
フローズン事業では、関東及び東海エリアを中心に13拠点の物流センター・営業所と約300台の配送用のトラックを所有し、主にドラッグストアや食品スーパー等の小売店で販売されるアイスクリーム及び市販用冷凍食品の卸売を行っています。
アイスコは、売り場に直接陳列して納品するフルメンテナンスサービスで納品しているため、小売業の人手不足を補い、店舗に陳列の業務負担をかけることなく、商品を販売できるという付加価値を付けたサービスになっています。
スーパーマーケット事業では、自社の強みである生鮮3品(青果・鮮魚・精肉)に注力しながら、神奈川県を中心に「スーパー生鮮館TAIGA」を8店舗、テナントとして2店舗展開しています。
アイスコの事業系統図
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IPOによる手取金の使途
- フローズン事業の販売網拡大に伴う配送用トラックの購入資金
- フローズン事業の拡大を見据えた新規物流拠点の開発の資金
アイスコIPOの業績
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アイスコIPOの売上は堅調で、利益もバラついてはいるものの、コロナによる巣ごもり需要の影響もあって好調そうです。ただ、来期は増収減益の見込みになっているようです。
アイスコのIPO評価
アイスコはアイ・パートナーズフィナンシャルとの同時上場ですが、規模(吸収金額10.7億円)が小さくて、VC(ベンチャーキャピタル)の保有株も見当たらないため、それでもそれなりの人気を集めると思います。
また、アイスクリームや冷凍食品の卸売業は地味ですが、特に悪いところがあるわけではなく、ジャスダックらしく堅実な印象です。
よって、アイスコのIPO評価は、Cが妥当だと考えています。アイスコIPOは、公開価格をしっかりと上回ったところで初値形成すると予想しています。
アイスコIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
アイスコIPOのBB(ブックビルディング)は、今のところ積極的に参加する予定です。主幹事の野村證券だけでなく、SMBC日興証券やマネックス証券などの平幹事も全て申し込むつもりです。
野村證券 (主幹事) | BB参加 |
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SMBC日興証券 | BB参加 |
SBI証券 | BB参加 |
楽天証券 | BB参加 |
マネックス証券 | BB参加 |
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