IPOが少ない時期は資金繰りに悩むことはありませんが、3月や12月などのIPOラッシュ時には、資金繰りに頭を悩ますことになります。
また、昨年の10月から導入されたIPOの新ルールにより、公開価格が仮条件の上限を突破することもあるため、より多くの資金を拘束されるケースが増えています。
そこで、IPOに申し込む時に前受金が不要(事前入金不要)の証券会社をピックアップしてみました。
IPOで前受金不要(事前入金不要)の証券会社
- みずほ証券
みずほ証券はIPO主幹事ランキングで毎年上位にランクインしている証券会社です。
2022年から前受金不要(事前入金不要)でIPOに申し込めるようになったため、以前より当選しにくくなるのではと心配されていましたが、個人的にはあまり変わりないように感じています。
- 野村證券
野村證券は毎年IPOで主幹事を務めることが多いので、IPO投資に欠かすことができない証券会社です。
野村證券は当選しにくいという印象があるかもしれませんが、個人的にはこれまでに何度も当選したことがあるので、他の証券会社と比べてIPOに当選しにくいということはないと思います。
- 松井証券
松井証券はここ数年IPOの取扱い銘柄が増えていて、昨年(2023年)もIPO幹事ランキングで2位にランクインしています。
また、松井証券は割当数の約70%を抽選で完全配分と公表していますが、日本証券業協会の「新規公開に際して行う株券の個人顧客への配分状況」によると、ほぼ100%抽選配分しているため、IPO抽選組に優しい証券会社です。
- 岡三証券
- 岡三オンライン
岡三オンラインは岡三証券が主幹事や幹事を務めるIPOで、ほぼ100%委託幹事を務めている証券会社です。
また、岡三オンラインはIPOで割当数の100%を完全抽選+ステージ制で配分しています。
- SBIネオトレード証券
SBIネオトレード証券(旧ライブスター証券)はSBIグループに属する証券会社なので、SBI証券が主幹事を務めるIPOで委託幹事を務めることが多い証券会社です。
- DMM.com証券
DMM.com証券のIPOは100%平等抽選ですが、比較的新しい証券会社でIPOの実績も乏しいため、今のところ当選への期待度もかなり低めです。
ただ、DMM.com証券は信用取引口座を開設すれば、無料でIPOに必須の東証FLEX Full(フル)板情報を利用でき、モーニングスター社が発行している月額4,400円(税込)の株式新聞Webも無料で読めるという点でオススメの証券会社です。
- むさし証券
むさし証券のIPOは100%平等抽選です。しかし、IPOの取扱い銘柄はあまり多くないので、当選への期待度もあまり高くありません。
- Jトラストグローバル証券(JTG証券)
Jトラストグローバル証券(旧エイチ・エス証券)のIPOは配分予定数量の10%以上を抽選で配分しています。ただ、IPOの取扱い銘柄は少なめです。
以前は前受金が必要でしたが、現在は前受金(事前入金)不要でIPOに申し込めるようになっています。岡三証券は年に数回はIPOで主幹事を務める可能性がある証券会社です。
上記の証券会社は前受金不要(事前入金不要)でIPOに申し込めるので、初心者の方や資金が少ない方は要チェックです。
初心者の方にオススメのIPO証券会社ランキング
いつも貴重な情報いただきありがとうございます。
さて、本日のIPOでの前受金不要の証券会社に関してですが、岡三証券が入っておりません。昨年の途中から事前入金不要となっていると思いますが、お確かめいただければと思います。
岡田様
教えていただき有難うございます。
岡三証券に確認したところ、現在は前受金不要で申し込めるということでしたので、
記事に加えました。今後もよろしくお願いいたします。