ispace(9348)IPOのBB(ブックビルディング)が、来月の4月4日から始まります。
ispaceはペイロード(月への輸送サービス)や月面データの調査支援などを行っている宇宙スタートアップ企業です。
ispaceは大型なトライアルホールディングスとの同時上場になりますが、注目度で勝っているので、あまり気にしなくても大丈夫そうですね。
ispace(東証グロースIPO)のIPO基本情報
銘柄名 | ispace |
コード | 9348(サービス業) |
主幹事証券 | SMBC日興証券 |
幹事証券(委託含む) | SBI証券 マネックス証券 松井証券 アイザワ証券 あかつき証券 |
上場日 | 4月12日 |
仮条件決定日 | 3月27日(234円~254円に決定) |
ブックビルディング期間 | 3月28日から3月31日 |
公開価格決定日 | 4月3日(254円に決定) |
申込期間 | 4月4日から4月7日まで |
公募 | (国内: 海外: |
売出し | 0株 |
OA | 1,242,900株 |
吸収金額 | (国内: 海外: |
時価総額 | 191.8億円 |
想定価格 | 244円→公開価格:254円 |
初値価格 | 1,000円 |
ispace(9348)IPOの事業内容
ispaceは月に輸送する物資である顧客荷物(ペイロード)をispaceの月着陸船(ランダー)や月面探査車(ローバー)に搭載し、月まで輸送するペイロードサービスを提供しています。
ペイロードサービスには、ロケットの打上げから月面へのペイロードの輸送はもちろんのこと、打上げの約1~2年前を目途に開始される、顧客のペイロードをランダー及びローバーに搭載するための技術的なアドバイスと調整、さらには月面到着後の実験や関連するデータ通信等に係るサービスの提供までが含まれています。
また、ispaceは月のデータ(画像データ、環境データ、テレメトリ、資源情報など)を収集し加工した上で顧客(政府宇宙機関、大学、研究機関、民間企業などを想定)に提供する月面データ事業も計画しています。
さらに、ispaceはispaceの活動をコンテンツとして利用する権利や広告媒体上でのロゴマークの露出、データ利用権等をパッケージとして販売し、技術開発や事業開発で協業を行うパートナーシップ・プログラムも提供しています。
IPOによる手取金の使途
- ミッション2の打上代金への充当
- ミッション2で利用するランダー製造費用への充当
- 連結子会社への投融資
ispace(9348)IPOの業績
(※画像クリックで拡大)
ispaceは売上の増加に伴って赤字も拡大中で、バイオベンチャーのような業績ですね。
ispaceのIPO評価
ispaceの規模(吸収金額63.3億円)は大きく感じますが、11.6億円が海外へ販売される予定で、最大で40.05億円が指定販売先へ売付け(親引け)されるかもしれないため、国内の吸収金額が11.7億円まで縮小される可能性があります。
また、宇宙開発ビジネスはIPOで人気化しやすい初物ということで注目されると思います。
よって、ispaceのIPO評価はAが妥当だと考えています。ispaceの業績は赤字拡大中ですが、それにも勝る期待感があり、価格も手ごろなので、公開価格の2倍前後で初値形成すると予想しています。
ispace(9348)IPOの初値予想
700円 (想定価格比:+456円)
(※大手予想会社の初値予想:400円~600円)
↓(上場直前の初値予想)
1,000円 (公開価格比:+746円)
(※大手予想会社の初値予想最終版:600円)
ispace(9348)IPOのBB(ブックビルディング)スタンス
ispace(9348)IPOのBB(ブックビルディング)は全力で申し込む予定です。主幹事のSMBC日興証券をはじめ、マネックス証券や松井証券などの平幹事も申し込むつもりです。
SMBC日興証券 (主幹事) | BB参加 |
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SBI証券 | BB参加 |
マネックス証券 | BB参加 |
松井証券 | BB参加 |
アイザワ証券 | 口座なし |
あかつき証券 | 口座なし |
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