NexTone(7094)IPOのBB(ブックビルディング)が、明日(3月12日)からスタートします。NexToneは、音楽著作物の著作権管理事業を行っていることで注目されているようです。
ただ、NexToneはバリオセキュアとニッソウとの3社同時上場で、依然として地合いが悪いことも気になりますね。
NexTone(東証マザーズIPO)のIPO基本情報
銘柄名 | NexTone |
コード | 7094(サービス業) |
主幹事証券 | SMBC日興証券 |
幹事証券(委託含む) | 岡三証券 東海東京証券 SBI証券 マネックス証券 岡三オンライン証券 ライブスター証券 |
上場日 | 3月30日 |
仮条件決定日 | 3月11日(1,500円~1,700円に決定) |
ブックビルディング期間 | 3月12日から3月18日まで |
公開価格決定日 | 3月19日(1,700円に決定) |
申込期間 | 3月23日から3月26日まで |
公募 | 375,000株 |
売出し | 550,700株 |
OA | 138,800株 |
吸収金額 | 20億円 |
時価総額 | 57.9億円 |
想定価格 | 1,880円→公開価格:1,700円 |
初値価格 | 1,660円 |
NexTone(7094)IPOの事業内容
NexToneは、「権利者に選ばれ、利用者から支持される著作権管理事業者となる」という経営理念のもと、次代を奏でる著作権エージェントとなることを目指して、著作権等管理事業とキャスティング事業を展開しています。
売上の約80%を占める著作権等管理事業では、著作権者から委託を受けた音楽著作物の利用許諾や、著作権使用料の徴収・分配業務などを行っています。
また、国内外の音楽配信プラットフォームに向けた音楽・映像原盤を供給するデジタルコンテンツディストリビューション業務も行っています。
キャスティング事業では、キャスティング・コンサルティングとして、アーティスト稼働やライブへのユーザー招待、楽曲タイアップ等に関わる様々な音楽コンテンツの権利処理を行い、企業キャンペーンや各サービスでの音楽コンテンツを中心に利用促進をコーディネートしています。
さらに、NexToneは映画館での同時生中継(ライブビューイング)、映像コンテンツ発売時の先行上映会、ドキュメンタリー映画や劇映画の配給・宣伝業務なども手掛けています。
NexToneは、その他にも子会社の株式会社NexToneシステムズにおいて、音楽と動画を中心としたデジタルコンテンツの流通や配信の基盤となるITシステムも開発しています。
NexTone(7094)IPOの事業系統図
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IPOによる手取金の使途
- 子会社への投融資資金…株式会社NexToneシステムズにおける著作権管理業務に係る各種システムの開発費
- 設備資金…著作権等管理事業におけるシステムの開発費
- 運転資金
- 事業の拡大に合わせた増加する人員に係る採用・教育費も含む人件費
- 権利者および利用者にむけての広告宣伝費
NexTone(7094)IPOの業績
(※画像クリックで拡大)
NexTone(7094)IPOの業績は好調に推移していて、今後も期待できそうですね。
NexToneのIPO評価
NexToneは3社同時上場で、やや規模(吸収金額20億円)もあり、地合いも非常に悪いため、需給面に不安があります。
しかし、著作権等管理事業は新鮮味があり、業績も良いことから、事業面ではそれなりに注目されそうです。
さらに、エイベックス、アミューズ、ソニー・ミュージックなど、音楽やエンターテインメントを代表する企業が株主に顔を揃えていることでも関心を集めるかもしれません。
よって、NexToneのIPO評価は、Bが妥当だと考えています。NexToneは、公開価格の1.5倍前後で初値形成すると予想しています。
ただし、今の地合いが続くようだと、規模的に厳しくなりそうですね。
NexTone(7094)IPOのBB(ブックビルディング)スタンス
NexTone(7094)IPOのBB(ブックビルディング)は、今のところ全力で申し込むつもりです。主幹事のSMBC日興証券をはじめ、SBI証券
やマネックス証券
などの平幹事ももれなく申し込む予定です。
SMBC日興証券 | BB参加 |
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岡三証券 | BB参加 |
東海東京証券 | BB参加 |
SBI証券 | BB参加 |
マネックス証券 | BB参加 |
岡三オンライン証券 | BB参加 |
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