南海化学(4040)IPOのBB(ブックビルディング)が、翌月の4月5日から開始されます。

南海化学は産業や暮らしに欠かせないあらゆる製品の基礎原料の製造・販売を行う基礎化学品事業などを展開している1906年創業の老舗化学品メーカーです。

南海化学IPOのBBスタンスとIPO評価

南海化学(東証スタンダードIPO)のIPO基本情報

銘柄名南海化学
コード4040(化学)
主幹事証券SMBC日興証券
幹事証券(委託含む)野村證券
SBI証券
楽天証券
松井証券
岩井コスモ証券
岡三証券
マネックス証券
あかつき証券
岡三オンライン
上場日4月20日
仮条件決定日4月4日(1,660円~1,740円に決定)
ブックビルディング期間4月5日から4月11日
公開価格決定日4月12日(1,740円に決定)
申込期間4月13日から4月18日まで
公募600,000株
売出し26,300株
OA93,900株
吸収金額12億円
時価総額38.7億円
想定価格1,660円→公開価格:1,740円
初値価格2,533円

SMBC日興証券 オンライントレード

南海化学IPOの事業内容

南海化学は「化学品事業を通じて地球環境と豊かな社会の創生に貢献する」を企業理念に掲げ、基礎化学品事業機能化学品事業アグリ事業環境リサイクル事業各種塩事業の5事業を展開しています。

南海化学の事業

基礎化学品事業では、塩水の電気分解により生成される苛性ソーダを中心に、塩素や水素を活用した各種製品の製造及び販売を行っています。

有機・無機系の豊富な塩素系殺菌・消毒剤は、浄水場はもとより、子供たちが遊ぶプール水の衛生管理に、広く全国で利用されています。

また、工場排水や下水排水などの排水の特性に応じた製品も提供しており、放流水の殺菌消毒や地域の排水及び水環境管理にも貢献しています。

南海化学の基礎化学品

機能化学品事業では、各種食品の日持ち向上剤として使用される酢酸ナトリウムなどの食品添加物やグルコサミンなどの健康食品の製造・販売を行っています。

さらに、顧客のニーズに合わせたきめ細やかなオーダーメイド対応が可能な医薬・農薬・電子材料等の中間体の製造・販売及びスルホン化やクロル化技術を活用した受託製造業務も行っています。

アグリでは、農薬の一種である土壌殺菌剤として使用されているクロルピクリンの製造・販売を行っています。

南海化学のアグリ事業

環境リサイクル事業では、石油精製業者などの廃硫酸供給業者より廃硫酸を引取り、硫酸を精製し各種メーカーへ販売しています。

各種塩事業では、オーストラリアやメキシコから輸入した原塩(天日塩)を、洗滌(せんでき)などの加工工程を経て、食品関係や融雪など様々な用途に用いられる塩を製造し、梅干加工業者や全国の食品メーカーをはじめとした各種メーカー、融雪塩として道路を維持管理する団体などに販売しています。

IPOによる手取金の使途

  1. 土佐工場における脱塩事業用設備及び付帯設備の設置に係る工事費用
  2. 和歌山工場における排水処理設備及び付帯設備の更新に係る工事費用
  3. 和歌山工場における電解槽エレメント及び膜更新及びその工事費用

南海化学IPOの業績

南海化学の業績

(※画像クリックで拡大)

南海化学の売上はやや頭打ちといった感じもしますが、利益は順調に伸びていますね。

南海化学のIPO評価

南海化学の規模(吸収金額12億円)は小さめで、VC(ベンチャーキャピタル)の保有株もないため、需給面は良好だと思います。

ただ、化学セクターはIPOで人気になりにくく、事業内容も全体的に地味なため、事業面はインパクトに欠けます。

よって、南海化学のIPO評価はCが妥当だと考えています。南海化学IPOは公開価格を目途に初値形成すると予想しています。

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南海化学IPOの初値予想

1,840円 (想定価格比:+180円)

(※大手予想会社の初値予想:1,740円~1,900円)

南海化学IPOのBB(ブックビルディング)スタンス

南海化学IPOのBB(ブックビルディング)は検討中です。ただし、SBI証券はIPOチャレンジポイント狙いで申し込む予定です。

南海化学IPOのBB(ブックビルディング)スタンス
SMBC日興証券 (主幹事)BB検討中
野村證券BB検討中
SBI証券BB参加
楽天証券BB検討中
松井証券BB検討中
岩井コスモ証券BB検討中
岡三証券BB不参加
マネックス証券BB検討中
あかつき証券口座なし
岡三オンラインBB検討中


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