日通システム(4013)IPOのBB(ブックビルディング)が、来週の9月25日から始まります。

日通システムは、就業を中心としたERPパッケージ「勤次郎Enterprise」を開発・販売している企業です。

日通システムは、規模の大きさがやや気になりますが、前後のIPOと程よく間隔が空いているので、あまり心配する必要はないかもしれませんね。

日通システム

日通システム(東証マザーズIPO)のIPO基本情報

銘柄名日通システム
コード4013(情報・通信業)
主幹事証券野村證券
幹事証券(委託含む)みずほ証券
三菱UFJモルガン・スタンレー証券
東海東京証券
SBI証券
岩井コスモ証券
エース証券
豊証券
auカブコム証券
上場日10月13日
仮条件決定日9月23日(2,880円~3,000円に決定)
ブックビルディング期間9月25日から10月1日まで
公開価格決定日10月2日(3,000円に決定)
申込期間10月5日から10月8日まで
公募2,500,000株
売出し0株
OA375,000株
吸収金額82.8億円
時価総額289.3億円
想定価格2,880円→公開価格:3,000円
初値価格5,500円

SBI証券[旧イー・トレード証券]

日通システムIPOの事業内容

日通システムは主要製品である統合ERP「勤次郎Enterprise」を中心に、HRM(Human Resource Management)ソリューションサービスを提供しています。

クラウド事業では、統合ERP「勤次郎Enterprise」の「勤次郎」「人事郎」「Q太郎」や「ヘルス×ライフ」などのクラウドサービスにより、顧客企業の働き方改革&健康経営を支援し、顧客企業の財務基盤強化と企業価値の向上を図っています。

また、日通システムはオンプレミス事業においても、クラウド事業と同じく、顧客企業の働き方改革&健康経営に資する統合ERPパッケージ「勤次郎Enterprise」として、「勤次郎」「人事郎」「Q太郎」や「ヘルス×ライフ」などを広く提供しています。

さらに、日通システムは健康管理ソリューションとして、従業員の健康診断とストレスチェックの結果、日常の活動情報・バイタル情報(心拍数や血圧などの生体情報)など、「勤次郎」から取り込んだ就業情報をリアルタイムに顧客企業に提供しています。

日通システムのソリューション構成図

日通システムのソリューション構成図

(※画像クリックで拡大)

IPOによる手取金の使途

  1. クラウドサービス用サーバー設備等の増強及び基幹業務システムの改修
  2. 当社製品であるソフトウエアの開発資金及び人件費
  3. 長期借入金及び1年内返済予定の長期借入金の返済

日通システムIPOの業績

日通システムの業績

(※画像クリックで拡大)

日通システムIPOの業績はややバラついているものの堅調そうですね。

日通システムのIPO評価

日通システムは、マザーズにしては大型(吸収金額82.8億円)なので、需給面にやや不安があります。

ただ、売出株ゼロの公募株のみでスケジュールに余裕がある点はプラス要素です。

また、日通システムは働き方改革という国策とマッチした事業を展開しており、HRM(人的資源管理)、ERP(統合基幹業務システム)、クラウドといったテーマ性でも関心を集めそうです。

よって、日通システムのIPO評価は、Cが妥当だと考えています。日通システムIPOは、公開価格を多少上回ったところで初値形成すると予想しています。

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日通システムIPOのBB(ブックビルディング)スタンス

日通システムIPOのBB(ブックビルディング)は、今のところ前向きに参加するつもりです。

主幹事の野村證券をはじめ、IPO幹事常連のSBI証券や、IPO後期抽選型の岩井コスモ証券などにも申し込むつもりです。

日通システムIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
野村證券 (主幹事)BB参加
みずほ証券BB参加
三菱UFJモルガン・スタンレー証券BB参加
東海東京証券BB参加
SBI証券BB参加
岩井コスモ証券BB参加
エース証券口座なし
豊証券口座なし
auカブコム証券BB参加

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