ヌーラボ(5033)IPOのBB(ブックビルディング)が来週の6月13日からスタートします。
ヌーラボは企業や個人の生産性を向上させるために、クラウドベースのソフトウェアサービスを提供しています。
ヌーラボはM&A総合研究所との同時上場で、規模もやや大きいため、資金分散の影響が気掛かりですね。
ヌーラボ(東証グロースIPO)のIPO基本情報
銘柄名 | ヌーラボ |
コード | 5033(情報・通信業) |
主幹事証券 | SMBC日興証券 |
幹事証券(委託含む) | マネックス証券 西日本シティTT証券 SBI証券 |
上場日 | 6月28日 |
仮条件決定日 | 6月10日(960円~1,000円に決定) |
ブックビルディング期間 | 6月13日から6月17日 |
公開価格決定日 | 6月20日(1,000円に決定) |
申込期間 | 6月21日から6月24日まで |
公募 | 510,300株 (国内:374,200株 海外:136,100株) |
売出し | 1,429,000株 (国内:1,047,700株 海外:381,300株) |
OA | 290,800株 |
吸収金額 | 47.5億円 (国内:36.5億円 海外:11億円) |
時価総額 | 137.4億円 |
想定価格 | 2,130円→公開価格:1,000円 |
初値価格 | 955円 |
ヌーラボIPOの事業内容
ヌーラボは「チームのコラボレーションを促進し、働くを楽しくする」というミッションを掲げ、企業や個人の生産性を向上させるべくクラウドサービス事業を展開しています。
プロジェクト管理ツールの「Backlog」は、チームで協力しながら作業を進めるためのコラボレーション型プロジェクト管理ツールであり、主にSaaS型で提供しています。
ビジュアルコラボレーションツールの「Cacoo」は、プロジェクトのアイデアやウェブサイトのレイアウト、作業計画などをオンライン上で簡単に作成し、チーム内に共有できるウェブサービスです。
ビジネスチャットツール「Typetalk」は、「組織に新しいアイデアを生み出す」をコンセプトに、様々なチームの会話を実現するビジネスチャットツールです。
「Nulab Pass」はヌーラボ製品(Backlog・Cacoo・Typetalk)のセキュリティとアカウント管理を強化するツールです。
ヌーラボのサービスは、ワークフローのすべてのステップにおいて、チーム全体をサポートしています。
ヌーラボIPOの事業系統図
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IPOによる手取金の使途
- 当社サービスの認知度及びブランドイメージの向上や新規顧客獲得を目的としセールス・マーケティング活動及びそのための各種コンテンツ制作のための広告宣伝費及び外注費
- 当当社グループの人件費及び新規採用に係る採用費
ヌーラボIPOの業績
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ヌーラボIPOの売上は右肩上がりで伸びていますが、利益はようやく黒字化といったところですね。
ヌーラボのIPO評価
ヌーラボは欧州及びアジアを中心とする海外市場(米国及びカナダ除く)への販売も予定されています。
しかし、ヌーラボは規模(吸収金額47.5億円)が大きくて売出株やVC(ベンチャーキャピタル)の保有株も多く、M&A総合研究所との同時上場でもあるため、それでも需給面に不安があります。
ただ、ヌーラボはSaaSやクラウドというテーマ性があるため、事業面で関心を集めるかもしれません。
よって、ヌーラボのIPO評価はDが妥当だと考えています。ヌーラボIPOは今のところ公開価格を目途に初値形成すると予想しています。
ヌーラボIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
ヌーラボIPOのBB(ブックビルディング)は、今のところ検討中です。ただし、SBI証券だけはIPOチャレンジポイント狙いで必ず申し込むつもりです。
主幹事証券 | SMBC日興証券 |
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幹事証券 | マネックス証券 西日本シティTT証券 SBI証券 |
管理人が利用しているIPOにオススメの証券会社