オカムラ食品工業(2938)IPOのBB(ブックビルディング)が、今週の9月8日から始まります。

オカムラ食品工業はサーモンの養殖を中心に、水産品の加工・販売や水産物の卸売などを行っています。

オカムラ食品工業はIPOラッシュ後半でのAVILENとの同時上場になるので、資金分散や買い疲れの影響が気になりますね。

オカムラ食品工業IPOのBBスタンスとIPO評価

オカムラ食品工業(東証スタンダードIPO)のIPO基本情報

銘柄名オカムラ食品工業
コード2938(食料品)
主幹事証券野村證券
幹事証券(委託含む)大和証券
みずほ証券
SMBC日興証券
SBI証券
楽天証券
DMM.com証券
上場日9月27日
仮条件決定日9月7日(1,600円~1,680円に決定)
ブックビルディング期間9月8日から9月14日
公開価格決定日9月15日(1,680円に決定)
申込期間9月19日から9月22日まで
公募1,050,000株
売出し0株
OA157,500株
吸収金額20.3億円
時価総額130.8億円
想定価格1,680円→公開価格:1,680円
初値価格2,564円

SMBC日興証券 オンライントレード

オカムラ食品工業IPOの事業内容

オカムラ食品工業は養殖事業国内加工事業海外加工事業海外卸売事業の4つの事業を展開しています。

養殖事業では、日本とデンマークでサーモントラウトの養殖を行っており、養殖されたサーモントラウトは、鮮魚として外食店や小売店に販売するほか、原料として主にグループ内に販売しています。

国内加工事業及び海外加工事業では、自社養殖原料に加え海外の仕入先からも原料調達し、主として国内の外食店や小売店に販売しており、特にいくら・筋子は国内でも高いシェアを誇っています。

海外卸売事業では、自社で養殖・加工した製品や日本で仕入れた商品などを、海外の外食店・小売店に販売しています。

オカムラ食品工業の事業内容

オカムラ食品工業は、サーモンを中心とした川上から川下までの垂直統合型のビジネスモデルで、グローバルに事業を展開しています。

オカムラ食品工業のビジネスモデル

IPOによる手取金の使途

  1. 連結子会社(日本サーモンファーム株式会社)における養殖設備の増強のための投融資資金
  2. 当社における工場設備資金

オカムラ食品工業IPOの業績

オカムラ食品工業の業績

(※画像クリックで拡大)

オカムラ食品工業IPOの業績は概ね好調に推移しているようです。

オカムラ食品工業のIPO評価

オカムラ食品工業はAVILENとの同時上場で、規模(吸収金額20.3億円)もそれなりにあるため、資金分散の影響を受けそうです。

ただ、オカムラ食品工業は売出株ゼロ(OA分除く)の公募株のみで、VC(ベンチャーキャピタル)の保有株も見当たらないのは好材料です。

また、オカムラ食品工業は業績も好調ですが、地方の水産会社だけにやや地味な印象で、福島第一原発の処理水の海洋放出によって日本の海産物に厳しい目が向けられているのも少し気になります。

よって、オカムラ食品工業のIPO評価はCが妥当だと考えています。オカムラ食品工業IPOは公開価格を多少上回ったところで初値形成すると予想しています。

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オカムラ食品工業IPOの初値予想

オカムラ食品工業IPOの初値予想は、仮条件決定後(9月7日以降)に追記させていただきます。

1,850円 (想定価格比:+170円)

(※大手予想会社の初値予想第一弾:1,800円~2,100円)

(※大手予想会社の初値予想第二弾:1,700円~1,900円)

オカムラ食品工業IPOのBB(ブックビルディング)スタンス

オカムラ食品工業IPOのBB(ブックビルディング)は一部の証券会社から申し込む予定です。主幹事の野村證券だけでなく、平幹事のSBI証券にも申し込むつもりです。

オカムラ食品工業IPOのBB(ブックビルディング)スタンス
野村證券 (主幹事)BB参加
大和証券BB検討中
みずほ証券BB検討中
SMBC日興証券BB検討中
SBI証券BB参加
楽天証券BB検討中


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