プレイドIPOのBBスタンスとIPO評価！CX（顧客体験）IPO | IPO初値予想 IPO株ビギナーの投資日誌

プレイド（4165）IPOのBB（ブックビルディング）が、翌月の12月1日から開始されます。

プレイドは、クラウド型CX（顧客体験）プラットフォーム「KARTE」を開発・運営している企業です。

また、プレイドはGoogleが出資している企業としても注目されていますが、5社同時上場と規模の大きさがネックですね。

プレイド（東証マザーズIPO）のIPO基本情報

銘柄名	プレイド
コード	4165（情報・通信業）
主幹事証券	みずほ証券 BofA証券
幹事証券（委託含む）	野村證券 SBI証券マネックス証券楽天証券クレディ・スイス証券岩井コスモ証券岡三証券大和証券東海東京証券極東証券丸三証券岡三オンライン証券
上場日	12月17日
仮条件決定日	11月30日（1,400円～1,600円に決定）
ブックビルディング期間	12月1日から12月4日まで
公開価格決定日	12月7日（1,600円に決定）
申込期間	12月8日から12月11日まで
公募	1,522,000株（国内：~~608,800株~~→281,400株海外：~~913,200株~~→1,240,600株）
売出し	12,817,000株（国内：~~4,697,200株~~→~~3,191,700株~~→2,341,100株海外：~~8,119,800株~~→~~9,625,300株~~→10,475,900株）
OA	716,000株
吸収金額	210.8億円（国内：~~84.3億円~~→~~63.2億円~~→46.7億円海外：~~126.5億円~~→~~147.5億円~~→164億円）
時価総額	517億円
想定価格	1,400円→公開価格：1,600円
初値価格	3,190円

プレイドは、サイトやアプリの訪問者の行動や感情をリアルタイムに解析し、一人ひとりに合わせた体験の提供を可能にするCX（顧客体験）プラットフォーム「KARTE」を、ウェブサイトやスマートフォンアプリを運営する事業者にクラウド方式（SaaSモデル）で提供しています。

プレイドは、ウェブサイト向けに「KARTE（for Web）」、スマートフォンアプリ向けに「KARTE（for App）」を提供しており、オプションとして「KARTE」で蓄積したサイト上の顧客データと事業者が持つ顧客データベースを統合できる「KARTE Datahub」等も提供しています。

「KARTE」は、サービス開始当初より導入されているファッション、美容・健康などの各種EC事業者にとどまらず、金融、人材サービス、不動産、メディア・ポータルウェブサイトなどの運営事業者にまで導入が広がっており、特定の業界を問わない幅広い事業者に利用されています。

KARTE導入企業

「KARTE」は、導入対象となる事業の規模に応じて、毎月一定のプロダクト利用料を得る月額課金型（サブスクリプションモデル）を採用しています。

また、プレイドは事業で重要視しているCX（顧客体験）という考え方をより広く伝え、世の中の共感を増やしていく目的から「XD（クロスディー）」というメディア運営を通じてインターネット上で情報の提供も行っています。

（※画像クリックで拡大）

プレイドIPOの売上は急激に伸びていますが、赤字も急激に拡大しているので、判断が難しいですね。

プレイドは5社同時上場というだけでなく、その中で規模（吸収金額210.8億円）がダントツに大きいため、需給面に不安があります。

しかし、CX（顧客体験）プラットフォーム事業はIPO向きでGoogleも出資しており、クラウドやサブスクリプションというテーマ性もあるため、事業面で注目されそうです。

ただし、業績は連続赤字なので、事業面には魅力を感じますが、現時点ではやや割り引いて見る必要があると思います。

よって、プレイドのIPO評価は、Cが妥当だと考えています。プレイドIPOは、公開価格を若干上回ったところで初値形成すると予想していますが、ややリスクが高く、地合い次第で公開価格を割れる可能性もあると思います。

プレイドIPOのBB（ブックビルディング）は、今のところ前向きに参加するつもりです。主幹事のみずほ証券を中心に、100%完全抽選のマネックス証券や、抽選に外れてもIPOチャレンジポイントが貰えるSBI証券などにも申し込むつもりです。