QLSホールディングスIPOのBBスタンスとIPO評価！保育関連IPO | IPO初値予想 IPO株ビギナーの投資日誌

QLSホールディングス（7075）IPOのBB（ブックビルディング）が、来週の6月8日から開始されます。

QLSホールディングスは保育所・託児所・こども園・学童クラブの運営や、居宅介護支援事業及び介護予防支援事業などを行っています。

QLSホールディングスはブリッジコンサルティングとの同時上場ですが、どちらもTOKYO PRO Market（プロ投資家向けマーケット）からの鞍替え上場というのは珍しいパターンですね。

QLSホールディングス（名証ネクストIPO）のIPO基本情報

銘柄名	QLSホールディングス
コード	7075（サービス業）
主幹事証券	Jトラストグローバル証券
幹事証券（委託含む）	SBI証券岡三証券東海東京証券フィリップ証券松井証券マネックス証券楽天証券岡三オンライン DMM.com証券
上場日	6月26日
仮条件決定日	6月7日（590円～650円に決定）
ブックビルディング期間	6月8日から6月14日
公開価格決定日	6月15日（650円に決定）
申込期間	6月16日から6月21日まで
公募	200,000株
売出し	100,000株
OA	45,000株
吸収金額	2.2億円
時価総額	13.1億円
想定価格	650円→公開価格：650円
初値価格	800円

QLSホールディングスは保育事業を中心に介護福祉事業と人材派遣事業の3つの事業を全国各地に展開しています。

保育事業では大阪市、東京都及び横浜市を中心に、認可保育所等の保育施設を運営しており、2023年4月末現在、認可保育所33施設（うち民間委託1施設）、小規模認可保育所2施設、東京都認証保育所1施設、企業主導型保育所3施設（うち運営受託保育所2施設）、学童保育1施設を運営しています。

介護福祉事業では大阪市及び周辺都市を中心に、訪問介護や居宅介護支援を提供する介護事業所を運営しており、東京都及び沖縄県で障がいのある児童の支援を行う放課後等デイサービスや障がい者の共同生活の支援を行う共同生活援助を運営しています。

人材派遣事業では国内5拠点（兵庫、京都、愛知、東京、沖縄）で自動車メーカー等を顧客として、主として自動車整備士など専門性を持つ人材派遣サービスを提供しています。

QLSホールディングスはその他にも介護、保育、看護など福祉に専門特化した人材派遣や、業務受託による携帯電話等の通信機器の販売等も行っています。

QLSホールディングスIPOの事業系統図

（※画像クリックで拡大）

QLSホールディングスIPOの売上は概ね好調に推移して、利益も今後に期待できそうですね。

QLSホールディングスは小型（吸収金額2.2億円）なので、普通ならそれだけで人気化してもおかしくありません。

しかし、QLSホールディングスは流動性が乏しい地方市場（名証ネクスト）への新規上場なので、割り引いて見る必要があります。

また、QLSホールディングスは前評判が高いブリッジコンサルティングとの同時上場というのも懸念材料です。

ただ、QLSホールディングスは子育て支援という国策とマッチした保育や、超高齢化社会において必要不可欠な介護というテーマで関心を集めるかもしれません。

よって、QLSホールディングスのIPO評価はCが妥当だと考えています。QLSホールディングスIPOは公開価格を目途に初値形成すると予想しています。

QLSホールディングスIPOの初値予想は、仮条件決定後（6月7日以降）に追記させていただきます。

650円（想定価格比：±0円）

（※大手予想会社の初値予想：650円～700円）

↓（上場直前の初値予想）

700円（公開価格比：+50円）

（※大手予想会社の初値予想最終版：750円）

QLSホールディングスIPOのBB（ブックビルディング）は今のところ見送るつもりです。ただし、SBI証券はIPOチャレンジポイント狙いで申し込む予定です。