成友興業(9170)IPOのBB(ブックビルディング)が、来週の9月27日から始まります。

成友興業は舗装工事等を含む建設事業や廃棄物の処理・再生などを行う環境事業などを展開しています。

成友興業は地方市場(名古屋証券取引所メイン市場)への新規上場ですが、スケジュールには恵まれていますね。

成友興業IPOのBBスタンスとIPO評価

成友興業(名証メインIPO)のIPO基本情報

銘柄名成友興業
コード9170(サービス業)
主幹事証券SBI証券
幹事証券(委託含む)東海東京証券
岡三証券
アイザワ証券
岩井コスモ証券
むさし証券
岡三オンライン
DMM.com証券
上場日10月13日
仮条件決定日9月25日(2,200円~2,430円に決定)
ブックビルディング期間9月27日から10月3日
公開価格決定日10月4日(2,300円に決定)
申込期間10月5日から10月11日まで
公募30,000株
売出し100,000株
OA19,500株
吸収金額3.6億円
時価総額30.5億円
想定価格2,430円→公開価格:2,300円
初値価格2,116円

SBI証券[旧イー・トレード証券]

成友興業IPOの事業内容

成友興業は自社及び連結子会社2社により構成されており、首都圏を中心に環境事業建設事業環境エンジニアリング事業をおこなっています。

環境事業では、建設系産業廃棄物及び汚染土壌の収集運搬及び中間処理並びに再資源化を行っており、連結売上高の約54%を占めています。

成友興業の環境事業

建設事業では、首都圏における国土交通省及び東京都をはじめとする国及び地方公共団体発注の公共工事の元請、及び大手ゼネコン等が受注した公共工事等の下請を中心に事業を展開しており、連結売上高の約40%を占めています。

成友興業の建設事業

環境エンジニアリング事業では、土壌汚染対策工事業務、環境計量証明業務、指定調査機関業務を行っており、主に大手ゼネコン等から受注しています。

成友興業の環境エンジニアリング事業

成友興業はその他に連結子会社である成友セキュリティ(株)において、東京都西多摩地区を中心として、主に都内全域を対象として交通誘導警備と雑踏警備を行っています。

成友興業の交通誘導警備

IPOによる手取金の使途

  1. 環境事業のあきる野工場、城南島第一工場、城南島第二工場において、汚染土壌処理施設及び産業廃棄物処理施設の処理能力を維持または一部増強するための設備資金として充当

成友興業IPOの業績

成友興業の業績

(※画像クリックで拡大)

成友興業IPOの業績は堅調そうですが、ほぼ横ばいで成長性に欠ける印象です。

成友興業のIPO評価

成友興業の規模(吸収金額3.6億円)は小さく見えますが、流動性の乏しい地方市場(名証メイン)への新規上場なので、割り引いて見る必要があります。

ただ、VC(ベンチャーキャピタル)の保有株が見当たらないのはプラス要素です。

また、環境事業建設事業は地味で目新しさに欠けるため、事業面で人気を集めるのも難しいと思います。

よって、成友興業のIPO評価はDが妥当だと考えています。成友興業IPOは公開価格を目途に初値形成すると予想していますが、公開価格を割れる可能性もありそうです。

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成友興業IPOの初値予想

成友興業IPOの初値予想は、仮条件決定後(9月25日以降)に追記させていただきます。

2,300円 (想定価格比:-130円)

(※大手予想会社の初値予想:2,530円~2,700円)

成友興業IPOのBB(ブックビルディング)スタンス

成友興業IPOのBB(ブックビルディング)は今のところ見送るつもりです。ただし、主幹事のSBI証券はIPOチャレンジポイント狙いで申し込みます。

成友興業IPOのBB(ブックビルディング)スタンス
SBI証券 (主幹事)BB参加
東海東京証券BB不参加
岡三証券BB不参加
アイザワ証券口座なし
岩井コスモ証券BB不参加
むさし証券口座なし
岡三オンラインBB不参加


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