スマートドライブIPOのBBスタンスとIPO評価！モビリティデータIPO

スマートドライブ（5137）IPOのBB（ブックビルディング）が、月末の11月30日から始まります。

スマートドライブは移動に関するビッグデータを収集し、移動に新たな価値を創るモビリティデータプラットフォームカンパニーです。

スマートドライブはIPOラッシュ中でのAnyMind Groupとの同時上場になるので、資金分散の影響が気になりますね。

スマートドライブ（東証グロースIPO）のIPO基本情報

銘柄名	スマートドライブ
コード	5137（情報・通信業）
主幹事証券	SMBC日興証券大和証券
幹事証券（委託含む）	SBI証券松井証券みずほ証券三菱UFJモルガン・スタンレー証券楽天証券 auカブコム証券 DMM.com証券
上場日	12月15日
仮条件決定日	11月29日（1,260円～1,320円に決定）
ブックビルディング期間	11月30日から12月6日
公開価格決定日	12月7日（1,320円に決定）
申込期間	12月8日から12月13日まで
公募	223,400株（国内：181,100株海外：42,300株）
売出し	1,231,500株（国内：998,000株海外：233,500株）
OA	218,200株
吸収金額	21.1億円（国内：17.6億円海外：3.5億円）
時価総額	76.1億円
想定価格	1,260円→公開価格：1,320円
初値価格	1,630円

スマートドライブは国内外において、モビリティデータ（GPSデータ（緯度経度・GSP速度・GPS精度等）、加速度センサーデータ等）を利活用した顧客企業の業務効率化による生産性向上や既存サービスの高付加価値化、新規サービスの創出等に貢献するべく事業を展開しています。

スマートドライブは、主に国内フリートオペレーター事業（国内FO事業）、国内アセットオーナー事業（国内AO事業）、及び海外モビリティDX事業の3つのサービス・事業を運営しています。

国内FO事業では、SmartDrive Fleet （法人向けクラウド型車両管理サービス）を提供しています。

SmartDrive Fleetは、車載デバイスで車両をコネクテッド化し、業務目的で車両を利用する企業の各種課題を解決するクラウド型車両管理サービスで、2022年6月末時点において800社超の導入実績があります。

国内AO事業では、リース会社や自動車メーカー及び保険会社等のアセットオーナー企業を主とするパートナー企業向けに、SmartDrive FleetをOEM提供しています。

海外モビリティDX事業では、国内における各サービスを東南アジア市場向けに展開しています。

スマートドライブは、各種サービスの提供及び各種モビリティデータの収集に際して、車種を問わずに取り付け可能な自社製デバイスのみならず、他社製のドライブレコーダーや車載Wi-Fiルーター、ETC2.0機器、スマートフォンアプリ等との連携も随時進めています。

（※画像クリックで拡大）

スマートドライブIPOの売上は急激に伸びていますが、利益はまだ赤字ですね。

スマートドライブの規模（吸収金額21.1億円）が大きいというほどではなく、欧州及びアジアを中心とする海外市場（米国及びカナダを除く）への販売も予定されています。

しかし、スマートドライブはIPOラッシュ中の同時上場になるので、それでも需給面に不安があります。

また、モビリティデータプラットフォームはIPOで人気を集めそうな事業ですが、業績はまだ赤字というのが懸念材料です。

よって、スマートドライブのIPO評価はCが妥当だと考えています。スマートドライブIPOは、今のところ公開価格を目途に初値形成すると予想しています。

スマートドライブIPOのBB（ブックビルディング）は、今のところ検討中です。ただし、SBI証券は抽選に外れてもIPOチャレンジポイントが貰えるので必ず申し込むつもりです。