トライアルホールディングス(141A)IPOのBB(ブックビルディング)が、来月の3月4日から始まります。

トライアルホールディングスは「あなたの生活必需店」をコンセプトとしたディスカウントストアを日本全国に展開しています。

ちなみに、トライアルホールディングスはIPOの新ルールが適用されているため、ブックビルディング期間や上場日が流動的なので注意が必要です。

トライアルホールディングスは昨年の4月に新規上場する予定を中止していたため、仕切り直しての新規上場になるので、今度こそ無事に新規上場してほしいですね。

トライアルホールディングスのIPO評価とBBスタンス

トライアルホールディングス(東証グロースIPO)のIPO基本情報

銘柄名トライアルホールディングス
コード141A(小売業)
主幹事証券大和証券
三菱UFJモルガン・スタンレー証券
モルガン・スタンレーMUFG証券
シティグループ証券
幹事証券(委託含む)野村證券
みずほ証券
SBI証券
FFG証券
SMBC日興証券
マネックス証券
auカブコム証券
上場日3月21日
仮条件決定日3月3日(1,600円~1,700円に決定)
ブックビルディング期間3月4日から3月8日
公開価格決定日3月11日(1,700円に決定)
申込期間3月12日から3月15日まで
公募21,200,000株
(国内:12,001,700株6,745,500株→5,431,400株
海外:9,198,300株14,454,500株→15,768,600株)
売出し1,653,100株
OA3,427,900株
吸収金額407.4億円
(国内:264.8億円183.3億円→162.9億円
海外:142.6億円224億円→244.4億円)
時価総額1,842.8億円
想定価格1,550円→公開価格:1,700円
初値価格2,215円

SMBC日興証券 オンライントレード

トライアルホールディングスIPOの事業内容

トライアルホールディングスは流通小売事業として、EDLP(特売や限定販売ではなく、数量を限定せず、毎日お値打ち価格で販売すること)を強みとするディスカウントストア「TRIAL」を多様な店舗フォーマットで全国に展開しています。

トライアルホールディングスはデータ活用による商圏分析力を活かしながら、収益力の高いスーパーセンターを中心に出店しています。

トライアルホールディングスの店舗フォーマット

「TRIAL」では食品を軸とするバラエティに富んだ商品構成でワンストップショッピングを提供しています。

また、データ活用による顧客理解をもとにした、お客様にとって価値あるPB商品の開発にも力を入れています。

トライアルの品揃え

トライアルホールディングスは時代の変化に対応しながら、全国的な出店と着実な既存店成長により、23期連続増収を達成しています。

トライアルホールディングスの実績

リテールAI事業では小売事業者や食品・消費財メーカーに対して、お客様の買い物体験の向上やリアル店舗のオペレーション改善、広告・販売促進活動の効率化等に資するプロダクトやソリューションを提供しています。

主力プロダクトである自社開発のセルフレジ機能付きのショッピングカート「Skip Cart」は、セルフスキャンによるレジ待ちの解消及びレジ人時の削減やクーポン・レコメンドを活用した実店舗におけるワン・トゥ・ワンマーケティングなど、新しい価値をお客様、小売事業者、食品・消費財メーカーに提供しています。

ショッピングカート「Skip Cart」

また、棚状況の監視等を行うAIカメラソリューションや、店頭における広告・販売促進ツールであるインストアサイネージなどのプロダクトやソリューションの開発も行っています。

リテールAI事業のプロダクト

IPOによる手取金の使途

  1. 新規出店並びに既存店の改装及び修繕のための設備投資資金
  2. 物流センターへの設備投資資金
  3. 製造工場及び飲料水工場の設備投資資金
  4. 流通小売事業に係るIT投資資金

トライアルホールディングスIPOの業績

トライアルホールディングスの業績

(※画像クリックで拡大)

トライアルホールディングスIPOの業績は堅調に推移しているようです。

トライアルホールディングスのIPO評価

トライアルホールディングスは前回と比べて想定価格が約23%安く、株数も約11%減少しているため、吸収金額は588.7億円から吸収金額407.4億円へと縮小されていて割安感も感じられます。

<前回時との比較>

・公募株:23,800,000株→21,200,000株

・売出株:1,795,600株→1,653,100株

・OA株:3,839,300株→3,427,900株

・海外への配分:50%→35%

・想定価格:2,000円→1,550円

また、トライアルホールディングスは約35%が米国及び欧州を中心とする海外市場へ販売されるため、国内の吸収金額は264.8億円になります。

ただ、それでも規模は大きく、STGとの同時上場になる可能性も高いため、需給面にやや不安があります。

しかし、「TRIAL」は知名度が高く、ショッピングカート「Skip Cart」も話題性があるため、事業面で関心を集めそうです。

よって、トライアルホールディングスのIPO評価はCが妥当だと考えています。

トライアルホールディングスIPOは今の地合いなら公開価格を多少上回ったところで初値形成すると予想しています。

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トライアルホールディングスIPOの初値予想

トライアルホールディングスIPOの初値予想は、仮条件決定後(3月3日以降)に追記させていただきます。

2,000円 (想定価格比:+450円)

(※大手予想会社の初値予想:1,700円~2,000円)

トライアルホールディングスIPOのBB(ブックビルディング)スタンス

トライアルホールディングスIPOのBB(ブックビルディング)は少しだけ参加するつもりです。

大型IPOで当選しやすい印象がある共同主幹事の三菱UFJモルガン・スタンレー証券と、抽選に外れてもIPOチャレンジポイントが貰えるSBI証券には申し込む予定です。

トライアルホールディングスIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
大和証券 (主幹事)BB検討中
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 (主幹事)BB参加
モルガン・スタンレーMUFG証券 (主幹事)口座なし
シティグループ証券 (主幹事)口座なし
野村證券BB検討中
みずほ証券BB検討中
SBI証券BB参加
FFG証券口座なし
SMBC日興証券BB検討中
マネックス証券BB検討中
auカブコム証券BB不参加


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