STG(5858)IPOのBB(ブックビルディング)が、翌月の3月5日から開始されます。
STGはマグネシウムを中心に金属部品の加工・製造を行っています。
STGはTOKYO PRO Market(プロ投資家向けマーケット)からの鞍替え上場になりますが、3月のIPO第一弾ということで注目されそうですね。
STG(東証グロースIPO)のIPO基本情報
銘柄名 | STG |
コード | 5858(非鉄金属) |
主幹事証券 | みずほ証券 |
幹事証券(委託含む) | SBI証券 楽天証券 マネックス証券 松井証券 岡三証券 リーディング証券 岡三オンライン DMM.com証券 SBIネオトレード証券 |
上場日 | 3月21日 |
仮条件決定日 | 3月4日(1,820円~1,920円に決定) |
ブックビルディング期間 | 3月5日から3月11日 |
公開価格決定日 | 3月12日(1,920円に決定) |
申込期間 | 3月13日から3月18日まで |
公募 | 150,000株 |
売出し | 160,500株 |
OA | 46,000株 |
吸収金額 | 6.7億円 |
時価総額 | 18.5億円 |
想定価格 | 1,870円→公開価格:1,920円 |
初値価格 | 3,215円 |
STG(5858)IPOの事業内容
STGは実用金属で最も軽いマグネシウムを中心とした様々な工業製品の部品を製造加工しています。
金属部品鋳造及び加工事業の主力製品は、高付加価値カメラ、自動車、監視カメラ、プロジェクター、プリンター、医療機器等における軽量化金属部品で、具体的にはマグネシウム合金・アルミニウム合金等による部品を製造しています。
マグネシウムは実用金属としては最軽量で、より薄く高強度な製品の製造が可能なため、持ち運びを目的とする製品や、軽量化により燃費効率向上・環境負荷低減等をはかりたい輸送機等のマーケットで需要の拡大が見込まれています。
アルミニウムは軽量で加工も容易なため、軽量化とコストダウンをはかることを目的としたグローバル企業に製品を供給しています。
STGは長年培った技術力により、製品の性能・機能を維持または向上させつつ、コストダウンをはかること、またバリューエンジニアリング提案を行うことで顧客ニーズの実現をはかっています。
また、STGは日本のみでなく、中国・タイ・マレーシアに工場があることから、グローバル化が進むメーカーの生産体制に対応できることも競争力に繋がっています。
STG(5858)IPOの事業系統図
IPOによる手取金の使途
- 連結子会社であるSTXPRECISION(JB)SDN.BHD.における生産能力向上のための設備に充当
- 今後の増収に伴い必要となる増加運転資金
STG(5858)IPOの業績
(※画像クリックで拡大)
STG(5858)IPOの業績は概ね堅調に推移していますが、やや頭打ちといった感もありますね。
STGのIPO評価
STGは規模の大きいトライアルホールディングスとの同時上場になる可能性がありますが、3月最初のIPOで規模(吸収金額6.7億円)も小さいため、資金分散の影響も小さいと思います。
また、TOKYO PRO Market(プロ投資家向けマーケット)では3,250円で取引きされていたので、1,870円という想定価格も割安感があります。
ただ、VCを含む上位株主の一部は公開価格の1.5倍でロックアップが解除されます。
さらに、金属部品の加工・製造事業はIPOで人気になりにくく、全体的に地味な印象は否めません。
よって、STGのIPO評価はCが妥当だと考えています。STG(5858)IPOは公開価格の1.3倍前後で初値形成すると予想しています。
STG(5858)IPOの初値予想
STG(5858)IPOの初値予想は、仮条件決定後(3月4日以降)に追記させていただきます。
3,000円 (想定価格比:+1,130円)
(※大手予想会社の初値予想第一弾:2,200円~2,500円)
(※大手予想会社の初値予想第二弾:2,500円~2,800円)
STG(5858)IPOのBB(ブックビルディング)スタンス
STG(5858)IPOのBB(ブックビルディング)は前向きに参加する予定です。主幹事のみずほ証券だけでなく、平幹事のマネックス証券や松井証券などにも申し込むつもりです。
みずほ証券 (主幹事) | BB参加 |
---|---|
SBI証券 | BB参加 |
楽天証券 | BB参加 |
マネックス証券 | BB参加 |
松井証券 | BB参加 |
岡三証券 | BB不参加 |
リーディング証券 | 口座なし |
岡三オンライン | BB参加 |
管理人が利用しているIPOにオススメの証券会社