Speee(4499)IPOのBB(ブックビルディング)が、来月の4月2日からスタートします。
Speeeは、マザーズにしては規模が大きいため、今の地合いでは需給面でかなり警戒されそうです。
このところ、野村證券が主幹事を務めるIPOが次々と上場中止になっているので、Speeeもまずは新規上場まで辿り着けるのか注目です。
※上場中止になりました!
Speee(東証マザーズIPO)のIPO基本情報
銘柄名 | Speee |
コード | 4499(情報・通信業) |
主幹事証券 | 野村證券 |
幹事証券(委託含む) | SBI証券 みずほ証券 SMBC日興証券 大和証券 藍澤證券 いちよし証券 マネックス証券 楽天証券 |
上場日 | 4月20日(上場中止) |
仮条件決定日 | 3月31日 |
ブックビルディング期間 | 4月2日から4月8日まで |
公開価格決定日 | 4月9日 |
申込期間 | 4月10日から4月15日まで |
公募 | 2,607,000株 |
売出し | 195,000株 |
OA | 420,300株 |
吸収金額 | 83.5億円 |
時価総額 | 298億円 |
想定価格 | 2,590円 |
初値価格 | 上場中止 |
SpeeeIPOの事業内容
Speeeは、MarTech(Marketing+Technology)事業として、「Webアナリティクス(検索エンジン対策コンサル)」「トレーディングデスク(広告運用サポート)」「PAAM(予測分析マーケティング)」「UZOU(予測分析マーケティング)」を提供しています。
また、SpeeeはX-Tech(クロステック=既存産業に新たな価値や仕組みを提供)事業として、中古不動産売却におけるマッチングサービス「イエウール」と、外壁リフォームにおけるマッチングサービス「ヌリカエ」を運営しています。
さらに、SpeeeはData Platform事業として、世界中のデータをブロックチェーン技術によって安全に共有するプラットフォーム「Datachain」の運営も行っています。
SpeeeIPOの事業系統図
IPOによる手取金の使途
- 既存事業の規模拡大のための開発人員、営業人員及び管理体制強化のための管理人員の採用費及び人件費
- 当社グループサービス(イエウール及びヌリカエ)の認知度向上及び顧客基盤拡大のための広告宣伝費
- 長期運転資金のために借入れた銀行からの借入金の返済資金
SpeeeIPOの業績
(※画像クリックで拡大)
SpeeeIPOの売上は概ね堅調に推移していますが、利益はバラついていますね。
SpeeeのIPO評価
Speeeは、吸収金額が想定価格ベースで83.5億円と大きい点が気掛かりです。
また、アドテク関連事業も新鮮味に欠けますが、MarTechやX-TechというIPO受けしそうなキーワードで関心を集めるかもしれません。
ただ、今はIPOの地合いが最悪なので、地合いが回復しないことには、いずれにしても厳しい上場になってしまいそうです。
よって、SpeeeのIPO評価は、Dが妥当だと考えています。SpeeeIPOの初値は、今のところ公開価格を割れる可能性もあると予想しています。
SpeeeIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
SpeeeIPOのBB(ブックビルディング)は、今のところ見送るつもりです。ただし、SBI証券だけはIPOチャレンジポイント狙いで申し込む予定です。
野村證券 (主幹事) | BB不参加 |
---|---|
SBI証券 | BB参加 |
みずほ証券 | BB不参加 |
SMBC日興証券 | BB不参加 |
大和証券 | BB不参加 |
藍澤證券 | 口座なし |
いちよし証券 | BB不参加 |
マネックス証券 | BB不参加 |
楽天証券 | BB不参加 |
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