ウイングアーク1st(4432)IPOのBB(ブックビルディング)が、翌月の3月1日から開始されます。
ウイングアーク1stは、2019年と2020年の二度にわたってIPOの新規上場を中止していることから、良くも悪くも関心を集めると思います。
二度あることは三度あるといいますが、さすがに今度も新規上場が中止されるなんてことはないはずなので、三度目の正直でようやく新規上場できそうですね。
ウイングアーク1st(東証1部IPO)のIPO基本情報
銘柄名 | ウイングアーク1st |
コード | 4432(情報・通信業) |
主幹事証券 | 野村證券 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 |
幹事証券(委託含む) | モルガン・スタンレーMUFG証券 みずほ証券 SMBC日興証券 大和証券 SBI証券 楽天証券 auカブコム証券 |
上場日 | 3月16日 |
仮条件決定日 | 3月1日(1,440円~1,590円に決定) |
ブックビルディング期間 | 3月1日から3月5日まで |
公開価格決定日 | 3月8日(1,590円に決定) |
申込期間 | 3月9日から3月12日まで |
公募 | 0株 |
売出し | 10,634,700株 (国内:4,709,500株 海外:5,925,200株) |
OA | 1,595,100株 |
吸収金額 | 182.2億円 (国内:93.9億円 海外:88.3億円) |
時価総額 | 464.9億円 |
想定価格 | 1,490円→公開価格:1,590円 |
初値価格 | 2,000円 |
ウイングアーク1st(4432)IPOの事業内容
ウイングアーク1stは、企業の基幹業務を支える帳票・文書管理ソリューションと、様々なデータを活用しながら今までにない新たな価値を生み出すデータエンパワーメントソリューションを提供しています。
帳票・文書管理ソリューションでは、主力製品として帳票開発の効率化と多様な出力要件に応えるための帳票基盤ソリューション「SVF」を提供しています。
また、企業や公的機関で流通している帳票を電子化して一元管理することで、その後の業務の自動化や効率化に貢献するソフトウェア及びクラウドサービス「SPA」も提供しています。
データエンパワーメントソリューションでは、企業内外のデータを収集、蓄積し、そのデータを加工・分析することによって企業の意思決定に活用することを目的としたソフトウェア「Dr.Sum」を提供しています。
また、企業をとりまく様々なデータを価値ある情報に変え、企業にイノベーションをもたらすことをコンセプトとした情報活用ダッシュボード「「MotionBoard」も提供しています。
ウイングアーク1stは、導入企業が増加するにつれて年々売上収益が積みあがるリカーリングビジネスと呼ばれる収益モデルになっており、収益の安定化と継続的な拡大を実現しています。
ウイングアーク1st(4432)IPOの業績
(※画像クリックで拡大)
ウイングアーク1st(4432)IPOの業績は、概ね堅調に推移しているようですね。
ウイングアーク1stのIPO評価
ウイングアーク1stは、ヒューマンクリエイションホールディングスとの同時上場というだけでなく、IPOで不人気な再上場(2013年に東証2部から上場廃止)になります。
そして、規模(吸収金額182.2億円)も東証1部にしては小型で、海外への販売も予定されてはいますが、それでもそれなりにあるため、需給面に不安があります。
また、ウイングアーク1stは公募株ゼロの売出株のみというのも、VC(ベンチャーキャピタル)のイグジット(出口)案件として警戒されそうです。
さらに、ウイングアーク1stは過去に二度もIPOの新規上場を中止しているで、印象もあまり良くありません。
よって、ウイングアーク1stのIPO評価は、Dが妥当だと考えています。ウイングアーク1stは、海外への販売数や地合いにも左右されると思いますが、今のところ初値が公開価格を割れる可能性もあると予想しています。
ウイングアーク1st(4432)IPOのBB(ブックビルディング)スタンス
ウイングアーク1st(4432)IPOのBB(ブックビルディング)は、今のところ見送り目線で検討中です。
ただし、SBI証券だけは抽選に外れてもIPOチャレンジポイントが貰えるので必ず申し込むつもりです。
野村證券 (主幹事) | BB検討中 |
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三菱UFJモルガン・スタンレー証券 (主幹事) | BB検討中 |
モルガン・スタンレーMUFG証券 | 口座なし |
みずほ証券 | BB検討中 |
SMBC日興証券 | BB検討中 |
大和証券 | BB検討中 |
SBI証券 | BB参加 |
楽天証券 | BB検討中 |
auカブコム証券 | BB検討中 |
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