ドリーム・アーツIPOのBBスタンスとIPO評価！SaaS関連IPO | IPO初値予想 IPO株ビギナーの投資日誌

ドリーム・アーツ（4811）IPOのBB（ブックビルディング）が10月12日から始まります。

ドリーム・アーツは大企業の業務デジタル化を実現するノーコード開発プラットフォーム「SmartDB®（スマートデービー）」などを提供しています。

ドリーム・アーツは10月最後のIPOで、その後のIPOとも間隔が空いているため、日程に問題はありませんね。

ドリーム・アーツ（東証グロースIPO）のIPO基本情報

銘柄名	ドリーム・アーツ
コード	4811（情報・通信業）
主幹事証券	みずほ証券
幹事証券（委託含む）	三菱UFJモルガン・スタンレー証券東海東京証券 SBI証券 SMBC日興証券 auカブコム証券
上場日	10月27日
仮条件決定日	10月10日（2,340円～2,660円に決定）
ブックビルディング期間	10月12日から10月18日
公開価格決定日	10月19日（2,660円に決定）
申込期間	10月20日から10月25日まで
公募	220,000株
売出し	572,100株
OA	118,800株
吸収金額	24.2億円
時価総額	107.9億円
想定価格	2,660円→公開価格：2,660円
初値価格	3,005円

ドリーム・アーツは自社および連結子会社1社により構成されており、大企業向けSaaSプロダクトおよび特定顧客向け開発運用一体型クラウドサービスの提供を行っています。

クラウド事業では、幅広い業界で利用される「ホリゾンタルSaaS」として、大企業向け業務デジタル化クラウド「SmartDB®（スマートデービー）」と、大企業の働き方を変えるビジネスコックピット「InsuiteX®（インスイート・エックス）」を提供しています。

主要サービスの「SmartDB®（スマートデービー）」はSaaS型ワークフロー市場全体＆大企業市場シェアでNo.1を獲得（テクノ・システム・リサーチ「2022年 SaaS型ワークフロー市場メーカーシェア調査」より）しており、数多くの大企業で活用されています。

「SmartDB®（スマートデービー）」の導入企業例

また、ドリーム・アーツは特定の業界で利用される「バーティカルSaaS」として、チェーンストアの店舗運営を支援するための情報共有ツール「Shopらん®」を提供しています。

さらに、特定顧客向け開発運用一体型サービスとしてDCR（DX Custom Resolution）も提供しています。

オンプレミス事業では、「SmartDB®」および「INSUITE®」の2製品をパッケージソフトウェアとして提供しています。

また、パッケージソフトウェアを継続的に利用してもらうために、ソフトウェアメンテナンスも提供しています。

プロフェッショナルサービス事業では、各種SaaSのオンボーディング（導入支援）サービスや各種SaaSの利活用コンサルティングサービスなどを提供しています。

（※画像クリックで拡大）

ドリーム・アーツIPOの売上は堅調に推移していて、利益も黒字転換してから一気に伸びているため、今後も期待できそうです。

ドリーム・アーツはそれなりの規模（吸収金額24.2億円）ですが、グロース市場への単独上場で、既存株主にも価格による解除条項なしで180日間のロックアップが掛かっているため、需給面は良好だと思います。

また、SaaS（クラウド）関連事業は根強い人気があり、業績も堅調に推移していることから、事業面でも関心を集めそうです。

よって、ドリーム・アーツのIPO評価はBが妥当だと考えています。ドリーム・アーツIPOは公開価格の1.5倍前後で初値形成すると予想しています。

ドリーム・アーツIPOの初値予想は、仮条件決定後（10月10日以降）に追記させていただきます。

3,700円（想定価格比：+1,040円）

（※大手予想会社の初値予想：3,400円～4,000円）

↓（上場直前の初値予想）

3,500円（公開価格比：+840円）

（※大手予想会社の初値予想最終版：2,800円）

ドリーム・アーツIPOのBB（ブックビルディング）は積極的に参加する予定です。主幹事のみずほ証券はもとより、SBI証券やSMBC日興証券などの平幹事も申し込むつもりです。