全保連(5845)IPOのBB(ブックビルディング)が、来週の10月10日から始まります。

全保連は全国の主要都市を中心に賃貸物件の家賃債務保証サービスを提供しています。

全保連は規模が大きくて注目度も高いKOKUSAI ELECTRICとの同時上場なので、資金分散の影響が気になりますね。

全保連IPOのBBスタンスとIPO評価

全保連(東証スタンダードIPO)のIPO基本情報

銘柄名全保連
コード5845(その他金融業)
主幹事証券三菱UFJモルガン・スタンレー証券
SMBC日興証券
幹事証券(委託含む)大和証券
SBI証券
楽天証券
松井証券
auカブコム証券
DMM.com証券
上場日10月25日
仮条件決定日10月6日(560円~600円に決定)
ブックビルディング期間10月10日から10月16日
公開価格決定日10月17日(600円に決定)
申込期間10月18日から10月23日まで
公募2,549,200株
売出し3,406,800株
(国内:1,721,100株
海外:1,685,700株)
OA893,400株
吸収金額50億円
(国内:37.7億円
海外:12.3億円)
時価総額167.9億円
想定価格730円→公開価格:600円
初値価格580円

SMBC日興証券 オンライントレード

全保連IPOの事業内容

全保連は保証業務協定契約を締結している不動産管理会社や不動産仲介会社等を介して家賃債務保証サービスを提供しています。

全保連の家賃債務保証サービスでは、賃貸人に対して家賃の支払いを保証することになるため、連帯保証人は不要となり、賃借人は賃貸借契約をスムーズに締結することができます。

全保連の家賃債務保証サービス

全保連は概算払方式を採用しています。概算払方式は信託口座を活用し、収納代行会社が賃借料の支払日に立替えて支払うことで、賃貸人の賃借料滞納リスクを解消する仕組みになっています。

概算払方式

全保連は賃借人の入居時に家賃債務保証契約と火災保険等の契約の手続きを同時に行う「Z-value」サービスも提供しています。

Z-valueは全保連と損害保険会社が協働して開発、電子契約システムや保険会社システムとのAPI連携で実現しています。

また、全保連は電子申込機能を大幅強化した全保連オンラインシステム「Z‐WEB2.0」も提供しています。

Z‐WEB2.0

IPOによる手取金の使途

  1. システム投資(ソフトウェア(資産計上されず費用処理される可能性のある部分を含む))に充当

全保連IPOの業績

全保連の業績

(※画像クリックで拡大)

全保連の業績は一時落ち込んでいるものの、概ね堅調に推移しているようです。

全保連のIPO評価

全保連は欧州及びアジアを中心とする海外市場(米国及びカナダを除く)への販売も予定されていますが、それでも規模(吸収金額50億円)が大きく、さらに大型なKOKUSAI ELECTRICとの同時上場でもあるため、資金分散の影響を受けると思います。

また、全保連は投資ファンドからの売出株が多いため、イグジット(出口)案件として警戒されるかもしれません。

家賃債務保証サービスは今後も需要が拡大すると思いますが、新規性に乏しくてインパクトに欠けます。

よって、全保連のIPO評価はCが妥当だと考えています。全保連IPOは今のところ公開価格を目途に初値形成すると予想しています。

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全保連IPOの初値予想

全保連IPOの初値予想は、仮条件決定後(10月6日以降)に追記させていただきます。

600円 (想定価格比:-130円)

(※大手予想会社の初値予想第一弾:780円~950円)

(※大手予想会社の初値予想第二弾:600円~750円)

↓(上場直前の初値予想)

630円 (公開価格比:+30円)

(※大手予想会社の初値予想最終版:650円)

全保連IPOのBB(ブックビルディング)スタンス

全保連IPOのBB(ブックビルディング)は検討中です。ただし、SBI証券はIPOチャレンジポイント狙いで必ず申し込むます。

全保連IPOのBB(ブックビルディング)スタンス
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 (主幹事)BB検討中
SMBC日興証券 (主幹事)BB検討中
大和証券BB検討中
SBI証券BB参加
楽天証券BB検討中
松井証券BB検討中
auカブコム証券BB検討中


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