FIXER(5129)IPOのBB(ブックビルディング)が、来週の9月16日から始まります。

FIXER(フィクサー)はMicrosoft Azureに特化したクラウドインテグレータとして事業を展開しています。

FIXERは10月最初のIPOで、直近のグッピーズから約1週間空けての単独上場になるため、スケジュールには恵まれていますね。

FIXER

FIXER(東証グロースIPO)のIPO基本情報

銘柄名FIXER
コード5129(情報・通信業)
主幹事証券野村證券
幹事証券(委託含む)みずほ証券
SMBC日興証券
SBI証券
マネックス証券
松井証券
LINE証券
DMM.com証券
SBIネオトレード証券
上場日10月6日
仮条件決定日9月15日(1,280円~1,340円に決定)
ブックビルディング期間9月16日から9月26日
公開価格決定日9月27日(1,340円に決定)
申込期間9月28日から10月3日まで
公募600,000株
売出し1,400,000株
OA300,000株
吸収金額29.4億円
時価総額182.6億円
想定価格1,280円→公開価格:1,340円
初値価格1,822円

SMBC日興証券 オンライントレード

FIXER(5129)IPOの事業内容

FIXERはクラウドに特化した情報システムの設計・構築・運用等の全工程をサービスとして提供しています。

プロジェクト型サービスは、顧客の要望に基づき、プロジェクト型で新規システム開発、またはクラウド移行(マイグレーション)を実施するサービスです。

新規システム開発、クラウド移行案件いずれの場合も、デジタル庁が発表したクラウドの「スマート利用」方針を見据えてプロジェクトを進行しており、パブリックセクター(政府・自治体)や金融機関での構築実績を有しています。

例えば、厚生労働省の新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理支援システム「HER-SYS」をクラウドネイティブな開発手法で新規開発しています。

FIXERのプロジェクト型サービス

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リセールでは、Microsoft Azure等のパブリッククラウドや、Microsoft 365および Microsoft Power Platform等のライセンスを販売しています。

マネージドサービス(保守・運用)では、他社が提供している一般的なクラウド運用サービスに加え、Microsoft、AWS等が提供する最新の監視ソフトウェアによる細やかな監視を実施しています。

SaaS事業では、マネージドサービスで培ったツール/ソフトウェアを汎用化しており、自動架電/SMS送信およびメタバースをSaaSで提供しています。

FIXER(5129)IPOの事業系統図

FIXERの事業系統図

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IPOによる手取金の使途

  1. cloud.configの開発費用
  2. マーケティング費用
  3. 人員体制強化費用

FIXER(5129)IPOの業績

FIXERの業績

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FIXERの業績は新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理支援システム「HER-SYS」の特需もあって急激に伸びています。

FIXERのIPO評価

FIXERは単独上場で日程にも恵まれていますが、規模(吸収金額29.4億円)が大きめで売出株が多いのも少し気になります。

また、FIXERはIPOで安定した人気があるクラウド関連事業を展開しており、新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理支援システム「HER-SYS(ハーシス)」を手掛けたことでも関心を集めそうです。

よって、FIXERのIPO評価はBが妥当だと考えています。FIXER(5129)IPOは公開価格の1.5倍前後で初値形成すると予想しています。

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FIXER(5129)IPOのBB(ブックビルディング)スタンス

FIXER(5129)IPOのBB(ブックビルディング)は積極的に参加する予定です。主幹事の野村證券はもちろんのこと、SMBC日興証券マネックス証券などの平幹事ももれなく申し込むつもりです。

FIXER(5129)IPOのBB(ブックビルディング)スタンス
野村證券 (主幹事)BB参加
みずほ証券BB参加
SMBC日興証券BB参加
SBI証券BB参加
マネックス証券BB参加
松井証券BB参加
LINE証券BB参加

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