INFORICH(9338)IPOのBB(ブックビルディング)が、来月の12月5日から開始されます。
INFORICHはモバイルバッテリーのシェアリングサービス「ChargeSPOT」を運営しています。
INFORICHはmonoAI technologyとの同時上場ですが、小型なので影響は小さそうです。
INFORICH(東証グロースIPO)のIPO基本情報
銘柄名 | INFORICH |
コード | 9338(サービス業) |
主幹事証券 | 大和証券 |
幹事証券(委託含む) | SBI証券 楽天証券 岡三証券 丸三証券 ちばぎん証券 ひろぎん証券 岡三オンライン |
上場日 | 12月20日 |
仮条件決定日 | 12月2日(4,400円~4,600円に決定) |
ブックビルディング期間 | 12月5日から12月9日 |
公開価格決定日 | 12月12日(4,600円に決定) |
申込期間 | 12月13日から12月16日まで |
公募 | 56,100株 |
売出し | 0株 |
OA | 8,400株 |
吸収金額 | 2.8億円 |
時価総額 | 81.3億円 |
想定価格 | 4,400円→公開価格:4,600円 |
初値価格 | 10,510円 |
INFORICH(9338)IPOの事業内容
INFORICHは、日本初の持ち運び可能なスマホ充電器のシェアリングサービスであるモバイルバッテリーシェアリングサービス「ChargeSPOT」を運営しています。
モバイルバッテリーシェアリングサービス「ChargeSPOT」は、「どこでも借りられて、どこでも返せる」をコンセプトに2018年4月から開始した、主にスマートフォン向けの充電器の貸出サービスです。
ChargeSPOTの利用方法
「ChargeSPOT」の利用料金は、最初の30分未満で165円(税込)、6時間未満330円、24時間未満480円、48時間未満660円、その後は、24時間につき330円の追加と設定されています。
なお、利用可能時間は120時間を上限としており、レンタル開始後120時間を超えた場合は、それまでの利用料金と違約金1,650円を含む合計3,300円が徴収されます。
モバイルバッテリーの最大容量は5,000mAhとなっており、ケーブル端子は、USB-C、iOS、Micro USBの 種類が附属しているため、国内で普及するほとんどのスマートフォンやその他多くのモバイル機器に対応することから、汎用性の高いサービスになっています。
ChargeSPOTの主要設置先
また、INFORICHはモバイルバッテリーのバッテリースタンドそのものをシェアリング媒体として広告サービスを提供するサイネージサービスも行っています。
「ChargeSPOT」の国内マーケットシェアは、バッテリースタンドの設置台数ベースで約8割となっており、収益基盤の安定化に繋がっています。
IPOによる手取金の使途
- 設備資金(モバイルバッテリー及びバッテリースタンドの取得)
INFORICH(9338)IPOの業績
(※画像クリックで拡大)
INFORICHの売上は急伸していますが、利益は大幅な連続赤字ですね。
INFORICHのIPO評価
INFORICHはmonoAI technologyとの同時上場ですが、売出株ゼロの公募株のみで規模(吸収金額2.8億円)も極めて小さく、欧州及びアジアを中心とする海外市場(米国及びカナダを除く)への販売も予定されているため、それでも需給面で注目されそうです。
また、モバイルバッテリーシェアリングサービス「ChargeSPOT」は街中でも良く見かけるようになったことから、知名度は高まっていると思います。
ただ、INFORICHは業績が大幅な連続赤字というのが懸念材料です。
よって、INFORICHのIPO評価はBが妥当だと考えています。INFORICHは需給面だけみれば文句なしのA評価ですが、値がさで業績も赤字なので、やや割り引いて見る必要がありそうです。
INFORICH(9338)IPOのBB(ブックビルディング)スタンス
INFORICH(9338)IPOのBB(ブックビルディング)は、それなりに申し込む予定です。主幹事の大和証券だけでなく、SBI証券にも申し込むつもりです。
大和証券 (主幹事) | BB参加 |
---|---|
SBI証券 | BB参加 |
楽天証券 | BB検討中 |
岡三証券 | BB不参加 |
丸三証券 | 口座なし |
ちばぎん証券 | 口座なし |
ひろぎん証券 | 口座なし |
岡三オンライン | BB不参加 |
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