クリングルファーマ(4884)IPOのBB(ブックビルディング)が、今週の12月10日から開始されます。

クリングルファーマは小型ですが、IPOで不人気な赤字のバイオベンチャーなので警戒されそうですね。

クリングルファーマ

クリングルファーマ(東証マザーズIPO)のIPO基本情報

銘柄名クリングルファーマ
コード4884(医薬品)
主幹事証券野村證券
幹事証券(委託含む)SBI証券
SMBC日興証券
楽天証券
三菱UFJモルガン・スタンレー証券
いちよし証券
東洋証券
エース証券
岡三証券
岡三オンライン証券
auカブコム証券
上場日12月28日
仮条件決定日12月8日(950円~1,000円に決定)
ブックビルディング期間12月10日から12月16日まで
公開価格決定日12月17日(1,000円に決定)
申込期間12月18日から12月23日まで
公募580,000株
売出し0株
OA87,000株
吸収金額6.3億円
時価総額40.2億円
想定価格950円→公開価格:1,000円
初値価格1,480円

SMBC日興証券 オンライントレード

クリングルファーマIPOの事業内容

クリングルファーマは、難治性疾患、すなわち「症例数が少なく、原因不明で、治療法が確立しておらず、生活面への長期にわたる支障がある疾患」に対する治療薬の研究開発を目指す大阪大学発のバイオベンチャーです。

クリングルファーマは、対象疾患や提携先に応じてA、B、Cを組み合わせたハイブリッド型の事業モデルを志向しており、その中でも臨床試験の成果をより確実に医薬品として社会実装するため、自社での医薬品製造販売承認申請を行うことを基本方針としています。

クリングルファーマの事業モデル

現在、クリングルファーマの保有する創薬シーズは組換えヒトHGFタンパク質であり、組換えヒトHGFタンパク質を有効成分とした複数の製剤を用いて、各種臨床試験を実施しています。また、臨床試験までステージが進んでいるパイプラインは4件(脊髄損傷急性期、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、声帯瘢痕、急性腎障害)、動物疾患モデルにおいて有効性が認められ、臨床試験準備のステージに進んでいるパイプラインが1件(眼科疾患)、基礎研究のステージにあるパイプラインが複数あります。

クリングルファーマの開発状況

IPOによる手取金の使途

  1. 脊髄損傷(SCI)急性期パイプラインの研究開発費用(第Ⅲ相試験)

クリングルファーマIPOの業績

クリングルファーマの業績

(※画像クリックで拡大)

クリングルファーマIPOの業績は、バイオベンチャーらしく赤字ですね。

クリングルファーマのIPO評価

クリングルファーマは、マザーズへの単独上場で規模(吸収金額6.3億円)も小さいため、需給面だけ見れば人気化するスペックです。

しかし、クリングルファーマは赤字のバイオベンチャーなので、かなり割り引いて見る必要があると思います。また、VC(ベンチャーキャピタル)の保有株(約180万株)が多いのも気になります。

よって、クリングルファーマのIPO評価は、Cが妥当だと考えています。クリングルファーマIPOは、今のところ公開価格を目途に初値形成すると予想しています。

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クリングルファーマIPOのBB(ブックビルディング)スタンス

クリングルファーマIPOのBB(ブックビルディング)は、今のところ検討中です。ただ、SBI証券だけはIPOチャレンジポイント狙いで申し込む予定です。

クリングルファーマIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
野村證券 (主幹事)BB検討中
SBI証券BB参加
SMBC日興証券BB検討中
楽天証券BB検討中
三菱UFJモルガン・スタンレー証券BB検討中
いちよし証券BB検討中
東洋証券ネット口座での取扱いなし
エース証券口座なし
岡三証券BB検討中
auカブコム証券BB検討中
岡三オンライン証券BB検討中

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