プロディライト(5580)IPOのBB(ブックビルディング)が、来週の6月12日からスタートします。

プロディライトは固定電話・モバイル端末という垣根を超え、「電話のあり方」そのものを変革する電話のデジタルトランスフォーメーション「電話のDX」を提供しています。

プロディライトはIPOラッシュ終盤でのノイルイミューン・バイオテックとの同時上場になるので、買い疲れの影響が気になる日程ですね。

プロディライトIPOのBBスタンスとIPO評価

プロディライト(東証グロースIPO)のIPO基本情報

銘柄名プロディライト
コード5580(情報・通信業)
主幹事証券野村證券
幹事証券(委託含む)SBI証券
岡三証券
極東証券
松井証券
マネックス証券
岡三オンライン
上場日6月28日
仮条件決定日6月8日(1,400円~1,440円に決定)
ブックビルディング期間6月12日から6月16日
公開価格決定日6月19日(1,440円に決定)
申込期間6月20日から6月23日まで
公募150,000株
売出し324,700株
OA71,200株
吸収金額7.6億円
時価総額21.9億円
想定価格1,400円→公開価格:1,440円
初値価格3,005円

マネックス証券

プロディライトIPOの事業内容

プロディライトは主にPBX(電話交換機)をクラウドで提供する「システムサービス」、公衆回線網から各端末までIP回線を使用して音声通信を提供する「回線サービス」、IP電話等の端末機器を販売する「端末販売」を展開しています。

システムサービスでは、技術革新における大きなパラダイムシフトの一つであるクラウド技術をPBXに応用し、独自開発のクラウドPBX「INNOVERA(イノベラ)」を顧客に提供しています。

INNOVERAは、社内に設置していたPBXをクラウド上に構築することにより、固定電話の機能をスマートフォンやPC、IP電話等で場所を問わずに利用することができます。

回線サービスでは、アルテリア・ネットワークス(株)と提携した「IP-Line」など、クラウド上の「INNOVERA」に直接収容(接続)可能なIP電話回線サービスを提供しています。

物理的な電話回線が不要なため、災害の場合でもインターネットに繋がっていれば電話の利用が可能であり、企業のBCP(事業継続計画)対策としても有効です。

プロディライトの回線サービス

端末販売では、世界市場シェアNo.1のSIP電話機「Yealink(ヤーリンク)」など、インターネット環境下でクラウドPBXと組み合わせて利用可能な、LANケーブルを接続インターフェイスとするSIP電話機を販売しています。

また、4K表示の1,200万画素カメラや高機能スピーカーも搭載するWeb会議用大型ディスプレイ「MAXHUB」の販売も行っています。

プロディライトの端末販売

プロディライトはストック型ビジネスモデルのため、「INNOVERA PBX」のアカウント数(利用端末数)及び「IPLine」のチャネル数(同じ電話番号での同時利用可能者数)を伸ばし、アカウント及びチャネルの解約率を低く抑えることでが安定した収益拡大を目指しています。

プロディライトの経営指標

プロディライトは「バリアフリー・コミュニケーション」を実現するために、音声メッセージをテキストで届ける「Speech Posting」、通話録音した内容をテキスト化する「INNOVERA Text」、音声通話からユーザーの感情を分析できる「INNOVERA Emotion」等のオプション機能に加え、今後もAIベンダーと協業し、「音声合成」「音声翻訳」「多言語通訳」等の様々なAI技術を利用したサービスを提供すべく開発を進めています。

INNOVERAのロードマップ

IPOによる手取金の使途

  1. 当社サービス「INNOVERA」の開発費用
  2. 当社ブランドの知名度向上及び顧客基盤拡充のための広告宣伝費
  3. 借入金の返済及び社債の償還

プロディライトIPOの業績

プロディライトの業績

(※画像クリックで拡大)

プロディライトIPOの業績は好調に推移していて、今後も期待できそうです。

プロディライトのIPO評価

プロディライトはIPOラッシュ後半でのノイルイミューン・バイオテックとの同時上場なので、買い疲れの影響が気になります。

しかし、プロディライトは小型(吸収金額7.6億円)なIT関連IPOなので、それでもそれなりの人気を集めると思います。

ただ、プロディライトはVC(ベンチャーキャピタル)の保有株が約18.7万株あるため、ロックアップが解除される公開価格の1.5倍が意識されるかもしれません。

また、プロディライトは電話DXというテーマ性がある事業を展開しており、AI技術を利用したサービスに力を入れていることでも注目されそうです。

よって、プロディライトのIPO評価はAが妥当だと考えています。プロディライトIPOは公開価格の2倍前後で初値形成すると予想しています。

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プロディライトIPOの初値予想

プロディライトIPOの初値予想は、仮条件決定後(6月8日以降)に追記させていただきます。

2,900円 (想定価格比:+1,460円)

(※大手予想会社の初値予想:3,000円~3,450円)

↓(上場直前の初値予想)

3,300円 (公開価格比:+1,860円)

(※大手予想会社の初値予想最終版:3,450円)

プロディライトIPOのBB(ブックビルディング)スタンス

プロディライトIPOのBB(ブックビルディング)は全力で臨む予定です。主幹事の野村證券はもちろんのこと、マネックス証券松井証券などの平幹事ももれなく申し込むつもりです。

プロディライトIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
野村證券 (主幹事)BB参加
SBI証券BB参加
岡三証券BB不参加
極東証券口座なし
松井証券BB参加
マネックス証券BB参加
岡三オンラインBB参加


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