QDレーザ(6613)IPOのBB(ブックビルディング)が来週の1月21日から始まります。
QDレーザは半導体レーザおよび視覚情報デバイスなどを開発製造している企業です。QDレーザは2021年のIPO第一弾なので、注目度は高そうですね。
QDレーザ(東証マザーズIPO)のIPO基本情報
銘柄名 | QDレーザ |
コード | 6613(電気機器) |
主幹事証券 | SMBC日興証券 SBI証券 |
幹事証券(委託含む) | 岩井コスモ証券 水戸証券 極東証券 |
上場日 | 2月5日 |
仮条件決定日 | 1月20日(300円~340円に決定) |
ブックビルディング期間 | 1月21日から1月27日まで |
公開価格決定日 | 1月28日(340円に決定) |
申込期間 | 1月29日から2月3日まで |
公募 | 9,451,800株 |
売出し | 4,107,600株 |
OA | 2,033,900株 |
吸収金額 | 42.9億円 |
時価総額 | 95.1億円 |
想定価格 | 275円 (想定仮条件230円~320円の平均価格) →公開価格:340円 |
初値価格 | 797円 |
QDレーザIPOの事業内容
QDレーザは、光通信用量子ドットレーザ(=Quantum Dot LASER)の量産化に世界で初めて成功し、レーザデバイス事業とレーザアイウェア事業を展開しています。
レーザデバイス事業では、光通信・シリコンフォトニクス、バイオ系検査装置、精密加工、各種センサといった用途向けに、レーザ技術を用いた製品の開発・製造・販売を行っています。
QDレーザ製品の特徴
レーザアイウェア事業では、レーザ網膜投影技術を使ったメガネ型ディスプレイ(網膜走査型レーザアイウェア)をファブレス製造にて製品開発・製造を行っています。
網膜走査型レーザアイウェアRETISSAは、装着者に対して完全なAR(拡張現実)を実現することができます。
よって、組み立て作業中に手順書を見ることや医師が手術中に画像診断情報を見ることといった作業支援用途や、スポーツ観戦や観劇において解説情報や多言語対応の情報を見せるといった情報支援用途にも応用が可能となっています。
IPOによる手取金の使途
- レーザアイウェア事業における「RETISSA® Display Ⅱ」の事業拡大に伴う量産のための製造費用
QDレーザIPOの業績
(※画像クリックで拡大)
QDレーザIPOの売上は概ね堅調に推移していますが、利益は今のところ連続赤字ですね。
QDレーザのIPO評価
QDレーザは今年最初のIPOなので、かなり注目されると思います。また、網膜走査型レーザアイウェアへの期待感も高そうです。
しかし、QDレーザは業績が赤字で、VC(ベンチャーキャピタル)の保有株が多いのも気掛かりです。
よって、QDレーザのIPO評価は、Cが妥当だと考えています。QDレーザは通常ならややリスクの高そうな銘柄です。
しかし、QDレーザは今年のIPO第一弾で価格も手ごろなので、それでも公開価格を多少上回ったところで初値形成すると予想しています。
QDレーザIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
QDレーザIPOのBB(ブックビルディング)は、今のところ全力で臨むつもりです。共同主幹事のSMBC日興証券とSBI証券だけでなく、平幹事の岩井コスモ証券にも申し込む予定です。
SMBC日興証券 (主幹事) | BB参加 |
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SBI証券 (主幹事) | BB参加 |
岩井コスモ証券 | BB参加 |
水戸証券 | 口座なし |
極東証券 | 口座なし |
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