リバーホールディングス(5690)IPOのBB(ブックビルディング)が、今週の3月5日から始まります。
リバーホールディングスは、人気になりにくい東証2部の鉄鋼セクターなので、注目度も低そうです。
また、リバーホールディングスはペルセウスプロテオミクスとの同時上場で規模が大きい点も懸念材料ですね。
リバーホールディングス(東証2部IPO)のIPO基本情報
銘柄名 | リバーホールディングス |
コード | 5690(鉄鋼) |
主幹事証券 | 野村證券 |
幹事証券(委託含む) | 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 SMBC日興証券 みずほ証券 いちよし証券 大和証券 楽天証券 auカブコム証券 |
上場日 | 3月24日 |
仮条件決定日 | 3月3日(920円~960円に決定) |
ブックビルディング期間 | 3月5日から3月11日まで |
公開価格決定日 | 3月12日(960円に決定) |
申込期間 | 3月13日から3月18日まで |
公募 | 4,247,200株 |
売出し | 575,600株 |
OA | 723,400株 |
吸収金額 | 51億円 |
時価総額 | 157.6億円 |
想定価格 | 920円→公開価格:960円 |
初値価格 | 720円 |
リバーホールディングスIPOの事業内容
リバーホールディングスは、「日本の静脈産業(廃棄物の処理、処分、再資源化を担う産業)プラットフォームへ」というビジョンのもと、金属リサイクル事業、自動車リサイクル事業、産業廃棄物処理事業、家電リサイクル事業などの資源リサイクル事業を行っています。
主力の金属リサイクル事業では、生産工場、建物解体業者、自動車解体業者、地方自治体及び同業他社から仕入れた金属スクラップを品物に応じてせん断、圧縮、破砕、選別し、金属原料として再資源化しています。
さらに、リバーホールディングスは市区町村経由、又は市民から直接回収した使用済小型電子機器をリサイクルする小型家電リサイクル事業や、オフィス、店舗、工場、建設現場などから排出されるあらゆる産業廃棄物の適正なリサイクルに関する仲介サービスを提供するエコソリューション事業も行っています。
リバーホールディングスIPOの事業系統図
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IPOによる手取金の使途
- 全額を当社の連結子会社5社(メタルリサイクル(株)、中田屋(株)、サニーメタル(株)、フェニックスメタル(株)及び(株)新生)の設備投資のための投融資に充当
- メタルリサイクル(株)においては、本社の破砕機の設置に係る工事費用に充当
- 中田屋(株)においては、加須工場の破砕機・付帯設備の設置に係る工事費用、本社の破砕機の設置に係る工事費用、付帯設備の設置に係る工事費用、伊勢崎工場の破砕機・付帯設備の設置に係る工事費用及び栃木県下都賀郡壬生町に設置予定の新工場の作業棟・機械設備の設置に係る工事費用に充当
- サニーメタル(株)においては、大阪事業所の破砕機・付帯設備の設置に係る工事費用及び破砕物選別ラインに係る工事費用に充当
- フェニックスメタル(株)においては、市原事業所の破砕物選別ラインの設置に係る工事費用に充当
- (株)新生においては、本社の作業棟・破砕装置の設置に係る工事費用に充当
リバーホールディングスIPOの業績
(※画像クリックで拡大)
リバーホールディングスIPOの業績は頭打ちといった印象も受けますが、概ね堅調に推移しているので、大きな問題はなさそうですね。
リバーホールディングスのIPO評価
リバーホールディングスは、IPOラッシュ中の同時上場(ペルセウスプロテオミクス)というだけでなく、人気化しにくい東証2部案件で規模(吸収金額51億円)も大きい点が気掛かりです。
ただ、資源リサイクル事業はこれからの社会においても必要不可欠で、ESG(環境・社会・ガバナンス)やSDGs(持続可能な開発目標)というテーマ性でも注目されそうです。
よって、リバーホールディングスのIPO評価は、Dが妥当だと考えています。リバーホールディングスIPOは、公開価格をわずかに上回ったところで初値形成すると予想しています。
リバーホールディングスIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
リバーホールディングスIPOのBB(ブックビルディング)は、今のところ検討中です。地合いが良さそうなら少しだけ参するつもりですが、地合いが悪そうならスルーしようと思います。
野村證券 (主幹事) | BB検討中 |
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三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | BB検討中 |
SMBC日興証券 | BB検討中 |
みずほ証券 | BB検討中 |
いちよし証券 | BB検討中 |
大和証券 | BB検討中 |
楽天証券 | BB検討中 |
auカブコム証券 | BB検討中 |
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