ロココ(5868)IPOのBB(ブックビルディング)が、最短で来月の12月4日から開始されます。
ロココはITアウトソーシングやBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)サービスなど、様々なソリューションでDXを推進しています。
ロココはIPOの新ルールが適用されているために上場日は流動的ですが、最短の20日で決まればナイルとの同時上場になります。
ロココ(東証スタンダードIPO)のIPO基本情報
銘柄名 | ロココ |
コード | 5868(サービス業) |
主幹事証券 | 野村證券 |
幹事証券(委託含む) | みずほ証券 岩井コスモ証券 岡三証券 SBI証券 楽天証券 松井証券 岡三オンライン |
上場日 | 12月20日 |
仮条件決定日 | 11月30日(900円~940円に決定) |
ブックビルディング期間 | 12月4日から12月8日 |
公開価格決定日 | 12月11日(1,128円に決定) |
申込期間 | 12月12日から12月15日まで |
公募 | 900,000株 |
売出し | 450,000株 |
OA | 202,500株 |
吸収金額 | 11億円 |
時価総額 | 24.9億円 |
想定価格 | 710円→公開価格:1,128円 |
初値価格 | 1,100円 |
ロココIPOの事業内容
ロココはアウトソーシングサービスを行うITO&BPO事業、システム開発・保守・導入支援を行うクラウドソリューション事業、海外法人としてオフショア拠点にて開発・保守業務を行う海外事業の3つの事業を展開しています。
ITO&BPO事業では、IT人材の常駐によるアウトソースを主とするITサービスマネジメント事業、ITに限らず様々な業務に対応したコールセンター・BPOサービスを行うカスタマーコミュニケーション事業、エンターテインメント顧客(興行主)へライブチケットの配席管理等を行うイベントサービス事業を行っています。
クラウドソリューション事業では、米国ServiceNow社が提供するプラットフォームシステムの導入支援・運用保守の日本展開を行っているServiceNow事業、自社製品の勤怠管理システム「RocoTime(ロコタイム)」の開発・販売を行っているHRソリューション事業を展開しています。
また、システムの受託開発・保守及びMicrosoft社が提供する「Microsoft Dynamics365/」などの導入支援・運用保守を行うシステムソリューション事業、自社製品の顔認証システム「AUTH(オース)」シリーズ及び入退場ゲートシステムの開発・販売・保守を行っているソリューション事業を行っています。
海外事業では、中国・寧波及びフィリピン・セブをオフショア開発の拠点として、システム開発を一部委託することにより、コスト面やスピード面での優位性を高めています。
IPOによる手取金の使途
- 人材雇用・研修教育費
- 海外進出のための現地市場調査費
- 銀行からの借入金返済
ロココIPOの業績
(※画像クリックで拡大)
ロココIPOの売上は堅調に推移しており、業績も右肩上がりで伸びていて好調そうです。ただし、今期は減益の見込みです。
ロココのIPO評価
ロココはナイルとの同時上場になる可能性が高いですが、規模(吸収金額11億円)は小さいため、資金分散の影響も小さいと思います。
また、ロココは手の出しやすい価格になっていて、VC(ベンチャーキャピタル)の保有株が見当たらないのもプラス要素です。
さらに、アウトソーシング事業は目新しさに欠けますが、DXというテーマ性で関心を集めそうです。
よって、ロココのIPO評価はBが妥当だと考えています。ロココIPOは公開価格の1.5倍を目途に初値形成すると予想しています。
ロココIPOの初値予想
ロココIPOの初値予想は、仮条件決定後(11月30日以降)に追記させていただきます。
1,400円 (想定価格比:+690円)
ロココIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
ロココIPOのBB(ブックビルディング)は積極的に参加するつもりです。主幹事の野村證券はもとより、松井証券や楽天証券などの平幹事ももれなく申し込む予定です。
野村證券 (主幹事) | BB参加 |
---|---|
みずほ証券 | BB参加 |
岩井コスモ証券 | BB参加 |
岡三証券 | BB不参加 |
SBI証券 | BB参加 |
楽天証券 | BB参加 |
松井証券 | BB参加 |
岡三オンライン | BB参加 |
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