ステラファーマ(4888)IPOのBB(ブックビルディング)が、翌月の4月6日からスタートします。
ステラファーマは、BNCT(ホウ素中性子捕捉療法)に用いる薬剤を研究開発しているバイオベンチャーです。
ステラファーマは、大型で話題性のあるビジョナルとネオマーケティングとの3社同時上場なので、資金分散の影響が気になりますね。
ステラファーマ(東証マザーズIPO)のIPO基本情報
銘柄名 | ステラファーマ |
コード | 4888(医薬品) |
主幹事証券 | みずほ証券 |
幹事証券(委託含む) | 大和証券 SMBC日興証券 いちよし証券 エース証券 岩井コスモ証券 SBI証券 楽天証券 マネックス証券 |
上場日 | 4月22日 |
仮条件決定日 | 4月2日(400円~460円に決定) |
ブックビルディング期間 | 4月6日から4月12日まで |
公開価格決定日 | 4月13日(460円に決定) |
申込期間 | 4月14日から4月19日まで |
公募 | 7,391,400株 |
売出し | 0株 |
OA | 1,108,600株 |
吸収金額 | 43.4億円 |
時価総額 | 140.4億円 |
想定価格 | 510円→公開価格:460円 |
初値価格 | 712円 |
ステラファーマIPOの事業内容
ステラファーマは、BNCT(ホウ素中性子捕捉療法)の事業化を目的にステラケミファ(4109)の子会社として設立され、BNCT用ホウ素薬剤の研究及び開発に取り組んでいます。
BNCTは、その特徴としてがん細胞を選択的に破壊することができる治療法であることから、がん細胞と入り組む正常組織への影響が少なく、術後のQOL(Quality Of Life/生活の質)も従来の治療に比べて良好であることが期待されています。
BNCTの仕組み
また、ステラファーマはステボロニンの医薬品製造販売承認を取得したことに伴い、国内ではBNCTによる医療技術や治療実績の認知度向上と加速器の普及を目指し事業を展開しています。
ステラファーマが開発・製造及び販売するステボロニンは、厚生労働省の実施する先駆け審査指定制度の対象品目に指定されており、2020年3月にBNCT用ホウ素薬剤として世界初となる薬事承認を取得しています。
ステラファーマは、BNCT用ホウ素薬剤の適応疾患の拡大を開発テーマとして、適応疾患別に開発パイプラインを構成しています。
ステラファーマの開発パイプライン
IPOによる手取金の使途
- 当社開発品であるステボロニンの適応疾患の拡大のための研究開発資金
- 海外展開のための製剤技術及び分析技術の移管、治験薬の製造開発資金
- 長期借入金の返済原資
- 事業運営及び開発のために必要な人件費等
ステラファーマIPOの業績
(※画像クリックで拡大)
ステラファーマIPOの業績は、バイオベンチャーだけに赤字ですね。
ステラファーマのIPO評価
ステラファーマは、ビジョナルとネオマーケティングとの3社同時上場で、規模(吸収金額43.4億円)もわりとあるため、需給面に不安があります。
ただし、売出株ゼロの公募株のみで、VC(ベンチャーキャピタル)の保有株も見当たらない点は好材料です。
また、ステラファーマはステラケミファ(4109)の子会社なので親子上場になりますが、以前ほど警戒されないので、あまり気にしなくても良さそうです。
さらに、ステラファーマの業績は赤字ですが、医薬品の開発事業には社会的意義があり、世界初となる薬事承認も取得していることから、事業面でも一定の評価を得られそうです。
よって、ステラファーマのIPO評価は、Cが妥当だと考えています。ステラファーマIPOは、公開価格を多少上回ったところで初値形成すると予想しています。
ステラファーマIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
ステラファーマIPOのBB(ブックビルディング)は、今のところ前向きに参加するつもりです。
主幹事のみずほ証券をはじめ、SMBC日興証券やマネックス証券などの平幹事も申し込む予定です。
みずほ証券 (主幹事) | BB参加 |
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大和証券 | BB参加 |
SMBC日興証券 | BB参加 |
いちよし証券 | BB参加 |
エース証券 | 口座なし |
岩井コスモ証券 | BB参加 |
SBI証券 | BB参加 |
楽天証券 | BB参加 |
マネックス証券 | BB参加 |
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