ペイロール(4489)IPOのBB(ブックビルディング)が、翌月の6月3日から開始されます。ペイロールは、給与計算業務のBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)を行っている企業です。
ペイロールは、ペルセウスプロテオミクスと東海道リート投資法人とデコルテ・ホールディングスとの4社同時上場なので、資金分散の影響を受けそうですね。
ペイロール(東証マザーズIPO)のIPO基本情報
銘柄名 | ペイロール |
コード | 4489(情報・通信業) |
主幹事証券 | 野村證券 |
幹事証券(委託含む) | SMBC日興証券 東海東京証券 岡地証券 SBI証券 いちよし証券 |
上場日 | 6月22日 |
仮条件決定日 | 6月1日(1,280円~1,380円に決定) |
ブックビルディング期間 | 6月3日から6月9日 |
公開価格決定日 | 6月10日(1,380円に決定) |
申込期間 | 6月14日から6月17日まで |
公募 | 428,000株 |
売出し | 6,410,000株 |
OA | 1,025,700株 |
吸収金額 | 108.5億円 |
時価総額 | 247.1億円 |
想定価格 | 1,380円→公開価格:1,380円 |
初値価格 | 1,290円 |
ペイロールIPOの事業内容
ペイロールは、顧客企業の人事・労務関連業務の土台を支え続けることで、企業社会を根底から支える基盤、つまり「ソフトインフラとしての役割を担うこと」を理念とし、給与計算業務のBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)を主たる事業として行っています。
ペイロールの給与計算業務のBPOは、給与・定期賞与計算はもちろん、年末調整補助業務や地方税特別徴収補助などの季節性業務、身上異動等の人事関連業務、従業員及び各拠点との直接対応など、給与計算に関わる様々な周辺業務をサポートする「フルスコープ型アウトソーシング」になっています。
また、ペイロールはフルスコープ型アウトソーシングサービスのノウハウを活かした「マイナンバー管理サービス」も提供しています。
ペイロールIPOのビジネスモデル
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IPOによる手取金の使途
- 給与計算アウトソーシング分野・領域のサービスの拡張を目的として、ユーザーインターフェースの改善や通勤費計算に関する機能強化等の基幹システム機能強化
- 業績拡大への対応を目的として、将来における採用活動費及び人件費等の運転資金に充当
ペイロールIPOの業績
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ペイロールIPOの業績は、概ね堅調に推移しているようです。
ペイロールのIPO評価
ペイロールは4社同時上場というだけでなく、欧州及びアジアを中心とする海外市場(ただし、米国及びカナダを除く。)への販売も予定されているとはいえ規模(吸収金額108.5億円)が大きく、売出株も多いため、需給面に不安があります。
ただ、ペイロールの給与計算業務のBPOは利用者数実績No.1で、サービス継続率も約97%と高いため、事業面ではそれなりの評価を得られそうです。
よって、ペイロールのIPO評価は、Cが妥当だと考えています。ペイロールIPOは大型だけに地合いにも左右されそうですが、公開価格をやや上回ったところで初値形成すると予想しています。
ペイロールIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
ペイロールIPOのBB(ブックビルディング)は、今のところ前向きに参加するつもりです。主幹事の野村證券だけでなく、平幹事のSMBC日興証券とSBI証券にも申し込もうと考えています。
野村證券 (主幹事) | BB参加 |
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SMBC日興証券 | BB参加 |
東海東京証券 | BB不参加 |
岡地証券 | 口座なし |
SBI証券 | BB参加 |
いちよし証券 | BB不参加 |
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