ユーザベース(3966)IPOのBB(ブックビルディング)が、来週(10月4日~10月11日まで)からスタートします。
ユーザベースIPOは、その後にJR九州(九州旅客鉄道)IPOの新規上場が控えているため、少なからず資金分散の影響を受けそうですね。
ユーザベース(東証マザーズIPO)のIPO基本情報
銘柄名 | ユーザベース |
コード | 3966 |
主幹事証券 | みずほ証券 |
幹事証券 | マネックス証券 SMBC日興証券 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 野村証券 大和証券 SBI証券 カブドットコム証券 松井証券 |
上場日 | 10月21日 |
仮条件決定日 | 10月3日(2,190円~2,510円に決定) |
ブックビルディング期間 | 10月4日から10月11日まで |
公開価格決定日 | 10月12日(2,510円に決定) |
申込期間 | 10月13日から10月18日まで |
公募 | 543,000株 |
売出し | 193,300株 |
OA | 110,400株 |
吸収金額 | 21.3億円 |
想定価格 | 2,510円 |
ユーザベースIPOの事業内容
ユーザベースは、BtoBサービスである企業・業界分析を行うビジネスパーソンのためのオンライン情報プラットフォーム「SPEEDA」と、BtoCサービスであるソーシャル機能も兼ね備えた経済ニュースプラットフォーム「NewsPicks」の2つの事業を運営しています。
「SPEEDA」は、世界200ヵ国以上、380万社以上の上場・未上場企業データの他、統計データ、M&A情報などの経済情報にワンストップでアクセス出来るサービスです。
「NewsPicks」は、90以上の国内外のメディアが配信する経済ニュースをワンストップで読むことが出来るうえに、ユーザ同士やユーザーと企業とのコミュニケーションを提供する「コミュニティ」の性格も備えたサービスです。
ユーザベースの事業内容は、IPO的に人気を集めてもおかしくありませんが、如何せん新規上場するタイミングが悪いですね。
ユーザベースIPOの業績
(※画像クリックで拡大)
ユーザベースIPOの売上高は、右肩上がりで急激に伸びていますが、利益は連結でようやく黒字転換したところなので、まだまだこれからといった印象です。
ユーザベースのIPO評価
ユーザベースIPOは、吸収金額が21.3億円(想定価格ベース)とやや大きく、VC(ベンチャーキャピタル)の保有株も目に付き、JR九州IPOの新規上場も控えていることが懸念材料です。
また、ユーザベースIPOの前に新規上場するKHネオケムとマーキュリアインベストメントが公開価格を割れるかもしれないので、その悪い流れを受ける可能性もあります。
よって、ユーザベースのIPO評価は、Cが妥当だと考えています。ユーザベースは、事業内容や成長性に期待を持てそうですが、需給面にやや難があるため、公開価格をわずかに上回る程度の初値が付きそうだと予想しています。
ユーザベースIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
ユーザベースIPOのBB(ブックビルディング)は、今のところ検討中です。ユーザベースIPOは、JR九州IPOとBB(ブックビルディング)期間が被っているため、資金繰り次第で多少は申し込むかもしれません。
ただし、SBI証券だけは、抽選に外れればIPOチャレンジポイントが貰えるので、何とか申し込みたいと思っています。⇒(SBI証券のIPOチャレンジポイント解説)
みずほ証券 (主幹事) | BB検討中 |
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マネックス証券 | BB検討中 |
SMBC日興証券 | BB検討中 |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | BB検討中 |
野村証券 | BB検討中 |
大和証券 | BB検討中 |
SBI証券 | BB参加 |
カブドットコム証券 | BB検討中 |
松井証券 | BB検討中 |
↑JR九州IPOで主幹事を務めるSMBC日興証券↑
IPOでは、申し込める証券会社が多いほど有利なので、新たな証券口座を開設して、IPO当選を目指しましょう。