ユミルリンク(4372)IPOのBB(ブックビルディング)が、来月の9月3日からスタートします。ユミルリンクは、企業がインターネットを活用してコミュニケーションを効果的、安全、安心に行うためのメッセージングソリューションを提供しています。
ユミルリンクは、コアコンセプト・テクノロジーとシンプレクス・ホールディングスとの3社同時上場なので、上場日までに地合いが良くなっていてほしいですね。
ユミルリンク(東証マザーズIPO)のIPO基本情報
銘柄名 | ユミルリンク |
コード | 4372(情報・通信業) |
主幹事証券 | 野村證券 |
幹事証券(委託含む) | SBI証券 SMBC日興証券 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 auカブコム証券 LINE証券 |
上場日 | 9月22日 |
仮条件決定日 | 9月1日(950円~1,000円に決定) |
ブックビルディング期間 | 9月3日から9月9日 |
公開価格決定日 | 9月10日(1,000円に決定) |
申込期間 | 9月13日から9月16日まで |
公募 | 338,200株 |
売出し | 937,800株 |
OA | 191,400株 |
吸収金額 | 13.9億円 |
時価総額 | 37億円 |
想定価格 | 950円→公開価格:1,000円 |
初値価格 | 1,711円 |
ユミルリンクIPOの事業内容
ユミルリンクは、自社開発のメッセージングプラットフォーム「Cuenote(キューノート)」シリーズによるメッセージングソリューション事業を行っています。
「Cuenote」は、顧客のマーケティングやコミュニケーション活動を支援するソフトウエアシリーズです。
「Cuenote」シリーズには、メール配信システム「Cuenote FC」、メールリレーサーバー「Cuenote SR-S」、Webアンケート・フォームシステム「Cuenote Survey」、ショートメッセージ配信サービス「Cuenote SMS」、「Cuenote安否確認サービス」などがあり、SaaSやソフトウエア形式で提供しています。
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SaaSの収益は、顧客がサービスを利用し続ける限りサービス利用売上が計上されるサブスクリプション型収益なので、安定的な収益基盤となっています。
ユミルリンクIPOの事業系統図
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IPOによる手取金の使途
- 当社が提供するメッセージプラットフォーム「Cuenote(キューノート)」のクラウドサービスに係るデータセンターのサービス用基盤設備(ネットワーク機材、ソフトウエア、サーバ機材等)の新設のための費用
- サービス用サーバ機材(既存顧客用のサーバ機材等)のリプレースのための費用
- 今後の事業規模拡大のために必要な人材獲得に係る採用活動費
- クラウドサービスの販売促進に係る広告宣伝費
ユミルリンクIPOの業績
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ユミルリンクIPOの業績は順調に伸びていて好調そうですね。
ユミルリンクのIPO評価
ユミルリンクは、親会社がサイバーエージェントからサイボウズへと変わり、現在はアイテック阪急阪神(阪急阪神ホールディングスグループ)の傘下に入っています。
ユミルリンクはコアコンセプト・テクノロジーとシンプレクス・ホールディングスとの3社同時上場になりますが、IPOラッシュ序盤というのが救いです。
また、ユミルリンクは手頃な価格で規模(吸収金額13.9億円)もさほど大きくなく、VC(ベンチャーキャピタル)の保有株も見当たらないため、需給面は悪くありません。
さらに、ユミルリンクはIPOで人気のSaaS関連サービスを提供していることから、事業面でも注目されそうです。
よって、ユミルリンクのIPO評価は、Aが妥当だと考えてます。ユミルリンクIPOは、公開価格の2倍前後で初値形成すると予想しています。
ユミルリンクIPOのBB(ブックビルディング)スタンス
ユミルリンクIPOのBB(ブックビルディング)は、もちろん全力で申し込むつもりです。主幹事の野村證券はもとより、SBI証券やSMBC日興証券などの平幹事も全て申し込む予定です。
野村證券 (主幹事) | BB参加 |
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SBI証券 | BB参加 |
SMBC日興証券 | BB参加 |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | BB参加 |
auカブコム証券 | BB参加 |
LINE証券 | BB参加 |
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